さて皆さん、これから学級会を始めます。全員立ってください。そのままお面を外してください。そのままロケットから降りてください。そのままスキーを脱いでください。ええとですね、学級会を終わります。
というわけで今日も仕事をしている。外はめちゃめちゃいい天気だ。だいたい私は五月が好きなのである。自分が生まれた月というのもあるが、なんというか快晴が続いていいじゃないですか。と思ったけどまだ四月だった。四月はね……まあ好きよ。後半の方は。ウーパールーパー。
ええとですね、そんなわけでいい天気だが仕事をしている。ラッコを捕まえたりもしている。ラッコというのはもう日本に入ってこないのだそうで、今水族館にいるので最後なのだそうだ。ラッコというのは何年くらい生きるものなのか。ラッコがいない時代を考えると暗い気持ちになるが、ラッコのポーズというのは永久だろう。お風呂で君もやるがよい、ラッコのポーズを。
なかなか本題にたどり着かない。わたしのブログはそのうち本になるだろうが(誰かして)本当に意味が分からなくて、読んでいると脳が割れそうになる。もともと脳は割れているじゃないかという説もあるが、右脳と左脳というレベルではない、横にズバッと割れるのだ。断面的だ。それでですね、日記をつけたいのですけども、昨日は平日で取材でしたね。2本録り。午後まるっとかかる。しかも取材場所が都心の方だったので行き帰りにも時間がかかり、まあ疲れたので夜はあんまりはかどらず、であった。出発前に1本原稿送ったこともあり、なんだかへろへろでありました。
今日は寝たから元気で、朝からタルトなど食べ(昨日の帰り、疲れて唐突に買った)取材でいただいたお餅も食べ、甘いものはうんめえなあとラッコのポーズで町内を移動した。そしたらどういうことでしょうかね、警官に撃たれましたね。それにもめげず原稿やる。今夜までにひとつ目処をつけたいものがあり、ずっとお待たせしている15枚ほどの原稿もあり、さらに明日の打ち合わせの準備もあろうが、さらに木曜までの時評締め切り原稿もあり、そのための本読みもあり、そのうえ木曜にはロングの取材があって、金曜の午後にはズーム取材が入っており、ついでに某誌のための選書もあり、合間には飯田橋で編集作業もせねばならぬ。もう何から手をつけていいのか分からない。爆発寸前ギグ。そこで日記をつけているわけです。
なんか忙しいと腹が立ってきて、あたしゃ許さないよ、という気持ちになるのだった。しかしそれは仕事が多いことではなく、仕事が遅いことに対してであって、仕事が超速で終わればどんなに原稿依頼があってもあっという間に終わって遊びにいけるので、そういうことができない自分に対して、浅香光代が発動するのである。「あたしゃ許さないよ」という台詞を知らない人も増えただろうが、これは明治の元勲豊臣秀吉が北の方を向いて詠んだ句であるという。北の方ってどっちだ。稚内か。