2025年5月2日金曜日

怪老人日乗:5月2日(金)

ぜいぜいはあはあ、なんだか忙しい水曜と木曜であった。言霊というのはあるらしいので、忙しいという言葉は使わずに、「おっぴょっぴょ」という造語を使うことにするが、いやあ、マジでおっぴょっぴょであった。

水曜日はですね、何をしていたかというともう忘れましたが、あ、そだそだ、打ち合わせがあったんだ。午前は某社の仕事を必死でやって途中までだが編集部に送信、少しずつゲラにしてもらうスタイル。

その日は午後から打ち合わせがあり、こっちも切羽詰まっているので4時間じっくりやる。某月某日までに原稿がないと、あなた、死にますよ、わたしも死にます、という感じの進行であり、いよいよもっていやな汗が出てくるのであった。合間合間でいくつも細かい仕事があるしなあ、どうにかならんもんか。小さい仕事を全部断れたらいいのだが、そうもいかないのがフリーランスのきついところである。喩えるならば、踊りを踊りながら、せんべいを焼いているようなもので、全然いい喩えじゃなかった。そんな気はしていた。

そしてまだ帰れず、夕方から飯田橋に出て某誌編集作業、4時間くらいやって帰ったら22時半とか。へとへとであって気づくとワイヤレスイヤホンがない。さすがに落としたかもしれない。これまで何度もなくしたかもと思いつつ、どっこい出てくるシャツの中だったイヤホンだが、今度という今度はほんとに紛失したようだ。まあこれだけ忙しくて、おっと、おっぴょっぴょであって、なくしたのがイヤホンなら御の字だと思う。いろいろ追われていると注意力散漫となり、ものを落としたり、怪我をしたり、ということが多いのだ。

で遅くに帰宅して夕飯。そこから書評のメモ作りを本読み返しながらやる。ひー。木曜つまり昨日はですね、その急ぎの原稿を仕上げて送信。大慌てで身繕いして神楽坂へ。作家さんとのランチ会に参加。美味しかったです。そこから某社に移動し、作家さんの対談企画取材。和やかなホラームード漂うよき取材でした。このまま帰って寝たい……と思うがそうもいかず。ああ、昨日は予定を入れていたのだった。津軽から怪談作家の高田公太さんが上京され、共著者の田中俊行さんと書店イベントをされるので、出かけていってご挨拶する。お二人はトークはなんともいえぬおかしみがあって楽しい。あまり積極的に怪談方面の場には出ていかない私だが、行ってよかった会でした。しかしファンがいっぱいいるな。

で帰宅してさすがに疲れたので寝たが昨日。そうそう、帰りにコーヒー豆買おうと思って成城石井に立ち寄ったのだが、よく買っている豆が500円くらいいきなり値上がりしていて、買う気がなくなって帰宅。コーヒーは燃料のようなものなので、高いのは困ってしまう。別の店で買おう。そしてですね、就眠したわけです。へえ、それはすごい。すごいでしょう。

今日は起きていきなり仕事と思ったけれども、明日から連休後半、このままずるずる仕事をするのも嫌だなと思って、仕事部屋の片付け。乱雑になった本を整理し、プリンタの上に積んであるワニの絵をクリアファイルに片付けたりする。あとはメールをいろいろ送り、某企画のために選書をして、ゲラを戻して、午後はオンライン取材一件。そんな感じであとは原稿かあ。








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