あっと驚く金曜日太郎である。その時、空がバリバリと割れて、その向こうから河童的な人間が手を伸ばしてきたのだが、金曜日太郎はそれをささっとよけたのだった。そのよけかたがあまりにも自然であったので、河童的な人間は思わず俳句を詠んだということだ。「古池や……」
というわけで今日は金曜日なんですけども、よく考えてみたら最近日記をつけたばかりじゃないでしょうか。今日はまだ朝だし書くことが決まっていないぞ。夜にすればよかった。というわけで近々の予定を書いておく。皆さんはそれをメモしてですね、冷蔵庫に貼っておいてください。ぴょろりんぴょろりん。
まず8月9日(日)荻窪小劇場にて劇団・排気口の公演『人足寄場』のアフタートークに出演。何を話すのだろう、人足寄場って何だろう。他の日のゲストをみると怪談師的なことをされている人が大半で、そういう人は持ちネタを話すことになるのだろうが、わたしは怪談もしらないし、ちゅるちゅると蒟蒻畑を吸いながら歩いているような人間である(比喩です)。そういう人が何を話せばいいのだろう。よろしくお願いいたします。
あとは8月22日(土)で三津田信三さんのデビュー25周年記念イベント、新宿ロフトプラスワン。土曜のお昼ですから皆さん来やすいでしょう。来てくださいまし。三津田さんのトークイベントというのはあまり機会がないし、本を持ってくればサインもしてもらえるというわけで貴重な機会です。わたしも横で相づちを打つだけは芸がないので何か企画を考えていく予定。わたしのサインコーナーもありますが、まあそれは奇特な方のみということで。持ち込み本もOKです。三津田さんからのプレゼント抽選会もあるらしい。
8月23日(日)はKukuriNezi vol.3。作家の森晶麿さんが芳林堂書店高田馬場店と組んでやっている作家のZINE即売会。入り口で1000円の入場料を払って、作家の作った本を買うという楽しい催しであるが、そこに今回お呼ばれしたので行く。ワニの本が出るのです。私の他、あすみねねさん、伊藤なむあひさん、岩城裕明さん、森晶麿さんというワニな布陣。どういうわけかこのところ文芸方面、とりわけストレンジフィクションを書く作家たちの間で、ワニブームみたいなものが起きているのである。ワニ絵をずっと描いてきた関係で、そこに混ぜてもらったというわけ。「ワニワニ日記」という連作イラストを描いています。
あと30日(日)は自分が出るんじゃなくて聞きにいく方で、東雅夫さんの芥川龍之介講演会(田端)に申し込んでいるけど、抽選に当たったのか外れたのか、まだよく分からない。Googleフォームで申し込んだら誰でもいけるのかなあ。東さんともだいぶ長らくお目にかかっていない。
それと個人的な用事といえば上京して以来ずっとお世話になっていた編集さんが早期退職されるのでその送別会に出たり、某オンラインイベントにビデオ出演したり、西武球場にナイターを観に行ったりする。推薦文を書いたカミラ・グルドーヴァの新刊が河出書房新社から発売されたりもする。そんな感じで8月も終わりでしょう。9月にはアンソロジーが2冊出るので楽しみである。大きな仕事をするのは大変だけれども、大きな仕事をしてこそこの稼業という気もするので、チャンスがあればどんどんやりたい。といってお待たせしているものも多いのだが。