くわっくわっくわ。火曜日です。うちには本が届く。自分で買ったものもあるし出版社からいただくものも最近は結構多い。そんなこんなで日に1冊か2冊は届くのが普通で、何にも届かないとポストが「お腹空いたよー、お腹空いたよー」と鳴くのである。そういうわけで昨日は2冊(雑誌1冊、画集1冊)届いて、ポストも「嬉しいよー、嬉しいよ-」と鳴いていたのであった。そういう人にわたしはなりたい。
ええとですね、昨日は仕事をしていて、月曜ですよね、仕事をしていて、いまいち捗らず。というのも翌日(つまり今日ですね)それなりに大きい仕事が控えているからで、気になっているのもあるし、その下準備に時間を要したのもあるし。でだらだらと仕事をするのであった。そこうしてたら子供が虫取りに行きたいという。友達と近所の雑木林に行くのだが、夜だからついてきてくれというのだ。夏休みといってもほとんど部屋にこもりきりであり、ほぼ即身成仏の世界であるから、そのくらいはつきあいましょう。うちは東京にぎりぎり属している埼玉よりの東京であるが、それがゆえにまだ雑木林が残っていて、カブトムシやクワガタムシも目をくわっと高僧のように見開けば、たくさんいることが忽然と悟られるのだ。まあややこしいいい方をしたけれども、とにかくまだカブトやクワガタがいるのです。
で近所の子も一緒に雑木林へゴー。あれこれみまわる。いないじゃないか。まだ仏教パワーが足りないのか。雑念煩悩が多いからか。煩悩即菩提の気持ちであらためて木を見る。木ってそんなにじっと見る機会がないな。いい経験だ。で3箇所ほど移動、もういないから帰るかと子供たちも諦めムードになっているが、わたしは何か感じるものがあってある木の根元をライトで照らしてみた。するとどうだ。いたいた、カブトムシが5匹ほど、何が面白いのかしらないが樹液をなめておられる。樹液さまーと拝むような気持ちなのかもしれない。大きなオスのカブトムシを近所の子がゲット。うちの子は虫があまり好きではないので、捕まえる気なし。まあいい経験であった。
夜はお風呂に入ったり、明日の準備をしたり、さらに顔面にパックをしたりする。お肌がつるんつるんになって地下室の蝋人形を驚かせて……っていう話は一昨日も書いたよな。まあいい、そんなわけでお肌のゴールデンタイムと言われている0時前には寝た。
起きて6時。仕事ちょっとして身繕い、朝ご飯食べて7時半には家を出る。六本木あたりのスタジオにて某番組収録1本。何度かご一緒している上條一輝さんと同席で心強かった。収録は10時からで1時間半ほど、上條さんがうまく笑いにつなげてくれて、私ももたもたしたしゃべりをフォローしてもらえた感じ。しかしカメラが回っている間は夢中になって喋るけれども、終わってみるとなんだかあれこれ話題をすっ飛ばした気がするし、逆に余計なこともずいぶん喋った気もし、後になって疲れが湧いてくるのであった。まあそれでもホッとして、上條さん、東京創元社のKさんといかにもオフィス街になじんだたたずまいのお店でお蕎麦食べて休息、11月の某企画の相談もちょっとだけする。
中目黒まで出て、そこでかっこいい感じのカフェや家具屋などを見た、と書いたら嘘になるので書かない。ふつうに副都心線に乗り換えてさらりさらりと村に帰った。うちについて13時半、まだまだ明るい。そんなわけでコーヒー飲みながら仕事再開。明日も遠出する仕事があるので仕事を進めておかなければだ。この数日、原稿をひとつも提出していない。ゲラは戻したけどそれ以外は手離れしたものがなくて、うーんうーんと思うのだった。しかしあれだね、「うーんうーんと思うのだった」って言葉としてはどこにでも当てはまるからすごいね。万能語だ。言葉のウェイパーだ。
夕方おやつ(白玉あんみつ)を作ってもらって食べ、お夕飯は地元の友人にもらった松尾ジンギスカンを焼いて食べる。毎年いただくのだが、これがとても美味しい。羊が苦手じゃない人は食べてみるとよろしかろう。で夜は取材の準備などで本読み。やること地味に多くて水曜日(5日)は午前1時半に目が覚めた。こりゃラッキー、いろいろやれると思って文庫解説のゲラチェックをしたり、本読みを進めたり、日記をつけたりする。