2025年6月1日日曜日

怪老人日乗:6月1日(日)

うーん、うーん。おや、どうしたんだい? お腹が痛いよう、ひまわりの種を食べさせておくれよう。よしよし分かった、この正露丸をお飲みなさい。うーん、うーん。余計お腹が痛くなったよう、ひまわりの種をおくれよう。よしよし分かった、この正露丸をお飲みなさい。うーん、うーん。まだお腹が痛いよう。よしよし、この正露丸をお飲みなさい。うーん、うーん。もう駄目だよう。よし分かった、この正露丸をお飲みなさい。うーん、うーん。

というわけで(我ながらすごい始まり方だ。こんな日記はかつてない)こんにちは、あっという間に和尚さんがはげ上がるような時代がやってきました。つまりあれです。某月です。言うのが怖いから伏せますが、某月になってしまった。

仕事が大渋滞を起こしていて、冒頭に書いたようにうーんうーんと唸っているのだ。10日ほど前にもこんなことがあり、もうアカン、霧の阿寒湖!と叫んだような気もするが(気のせいかも)とにかく今もまたピンチである。大いにお待たせしていた原稿は、まあ今日ひとつできる。少々お待たせしている原稿が4つある。すぐ目の前に迫った締め切りが2つある。それらをこの日曜にどれだけ進められるのか。並行して書き下ろしをやらねばならないし、それはもう阿寒湖に逃げたくもなるのであった。

というわけで逃げました。数日前、午前2時に起きて原稿をやったらめちゃくちゃ調子が悪くなり、こりゃ過労だぜ、と思ったのでバイクで日帰り温泉に行く。近いのだ。15分くらいで着く。昼前から夕方まで居座って、何度もお風呂に入った。都合4回入った。ぼんやりお風呂の天井を見てうとうとしていたら体はだいぶあったまって復活したが、原稿仕事が刻々と迫るのであまり心は安まらない。休憩所で原稿を進める。書いてはまたお風呂に入る、という生活。ひー。まあ悩んでも仕方ない。一日ひとつでもふたつでも書き上げていくより他ないだろう。





快晴だったのだが、夕方からいきなり雲が出て、帰るころにはぽつりぽつりと小雨が降り始める。今日は温泉で四つくらい俳句が作れた。俳句といっても例によって、芭蕉の詠んだでたらめな句である。「石仏を今も悩ます夜尿症」「人様の家売りさばく爺と婆」「天才の尻なめらかに裂けており」。




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