2017年7月1日土曜日

青空の悪魔円盤


いやあ、夏風邪をひいてしまって。
しらばくブログを投稿することもできず、臥せっておりました。


大概は寝ていれば一晩で治るんですけどね、今回はなかなか熱が下がらず、小栗虫太郎風にいうなら薬餌から離れられず。お医者に行ってみたところ、血中のなんとかいう数値が高くなっている、どうも何かが炎症を起こしているようだ、という話でした。
「存在しない何かに中毒してしまったらしい」というのは映画『裸のランチ』におけるウィリアム・バロウズの台詞ですが……はだしで錆びた釘でも踏んだかなあ。ぼんやり生きているので、そのくらいのことがあっても気づかない。


昨日あたりからは熱も下がり、平常運転に戻っておりますのでご心配なく。


さて。
6月24日は「UFOの日」でありました。


1874年同日、アメリカ人実業家ケネス・アーノルドがレーニア山上空で9つの白い飛行物体を目撃。目測によれば、物体はひとつ45~50フィート、速度は時速1700マイル(2700キロほど)もあったそうな。
「お皿を水面に投げて、水切りさせたように跳ね飛んでいた」
というアーノルドの目撃証言から、UFOの別称である「フライング・ソーサー(空飛ぶ円盤)」という語が誕生したのはあまりに有名です。
そしてこのアーノルド事件をきっかけに、光を放つ飛行物体が世界各地で目撃されるようになってゆく。
6月24日は「20世紀の神話」であるUFO現象の、まさに発端となった一日なのですね。


今年はアーノルド事件からちょうど70年。
それを記念してカナザワ映画祭2017では、コスモファイル羽咋にて「宇宙怪談大会」が開催されるようだが(これは行きたい!)、このブログとしてもある企画を考えていたのです。
それはおすすめUFO本の紹介記事。


最近わけあって読み返したジョン・リマーの『私は宇宙人にさらわれた!』が抜群に面白かったこともあって、好きなUFO本をまとめて紹介してみたい、という考えが浮かんでいたのですね。
いるかいないかだけでは片づけられない、UFO現象のあやしくもいかがわしい面白さに迫る本をレビューする。そんな記事を24日に公開したいなあと思っていたんですよ。
で、22日の晩あたりから「あれとこれとそれと……」と腹案を練っているうちにみるみる具合が悪くなり、そこから一挙に夏風邪ゾーンに突入。
気づくと24日はすぎておりました。宇宙怪談の祟りかしらねえ。


というわけで。
何ごともなかったようにまたブログを更新してゆきます。
書きたいネタもたまって数日経つと、たちまちトカトントンの吹きだまりに流されてゆきますので、どんどん書いていかなければ。


あ。
本題を忘れていた。
アーノルド事件70周年ということで(そういうことなんだろうと書き手は解釈している)、依頼されてダ・ヴィンチニュース上にUFOがらみの記事を何本か書きました。


・現在公開中の映画『美しい星』との絡みで三島由紀夫のUFO小説『美しい星』をレビューしたもの
https://ddnavi.com/news/373428/a/

・元航空自衛隊パイロット佐藤守氏の新刊『宇宙戦争を告げるUFO 知的生命体が地球人に発した警告』(講談社)のレビュー
https://ddnavi.com/news/377328/a/

・佐藤守氏へのインタビュー
https://ddnavi.com/news/383902/a/





 四人囃子「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」(ライブ)



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