2025年8月15日金曜日

お仕事告知の介・逆襲篇

 というわけで近日のお仕事を紹介する。ホッホッホ、ホーロー(このコマーシャル知ってる?)

『小説すばる』9月号に赤川次郎さんの『怪異名所巡り13 明日の幽霊は踊らない』(集英社)の書評を寄稿しました。見開き2ページ。このシリーズは普遍的な面白さを誇るユーモア怪談で、時々ぞっとさせられたり、ずっしりくるヘビーな問題を投げかけられたり。そんなあたりも魅力ですね。赤川作品の変わらないよさを堪能しました。




ホラー大特集の『小説現代』8・9月合併号にて彩藤アザミさん『読むと死ぬ本』(講談社、9月10日発売)の書評を執筆。ロシアの作家の幻の本を読んだ人たちが、相次いで不審な死を遂げていく。というとおなじみのホラー展開なわけで、この小説を書いている著者自身にも怪異が迫ります。モキュメンタリーっぽい作りではありますが、彩藤さんらしいキャラクターの良さもあり、あっと驚く趣向もありで面白いです。




東京メトロのフリーペーパー『メトロポリターナ』8月号は令和のホラー特集で、巻頭のコラムと作品ガイドを執筆。特集全体のまとめになるような記事ということで、令和ホラーの特色である「フィクションが現実に這い出してくる感じ」を『リング』の映画版の貞子や、江戸時代の百物語の例をあげながら、さらりさらりと語っているコラムです。多くの人が目にする媒体だけに、作品紹介はなるべく今っぽいものを選定。他に背筋さん、長江俊和さん、チビルマさんとお仕事ご一緒したことある方々がいて、なんだか嬉しい感じ。コンパクトながらよい特集でした。




リアルサウンドブックさんにてインタビューをしていただきました。取材・執筆いただいたのはは山内晋太郎氏。『現代ホラー小説を知るための100冊』についてお話ししました。ありがとうございます。Yahoo!ニュースやLINEニュースなど各媒体にも配信されているようです。乱歩の『魔術師』で獄門舟に乗って生首がどんぶらこーどんぶらこと流れてくる場面の衝撃について語っております。






近日発売のものとしては怪談ラジオ特集に呼んでいただいた『ステレオ』9月号、ホラーSF特集に寄稿した『SFマガジン』9月号なんかがあります。そんな感じかな。あとはラジオ出演、24日の横浜トークイベント(チケット買って!)、などでしょうか。ワニの世界を覗いてみないか?






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