2024年1月10日水曜日

怪老人日乗:1月10日(水)

あっという間におとそ気分が車窓の彼方にぶっ飛んでいき、周囲にあるのはただただ日常。いや、町中に行くと冬物バーゲンなどやっているので、そのあたりはまだ冬休み気分ですが、仕事のうえではすっかり2024年始動という感じでありますね。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

さてこちらは3連休明けに〆切が集中しており、その数7ツ。まあできるわけがないので順にやっているが、そんなわけで早朝から動いている。前にも書いたかもしれないが毎月、月初(2週目の前半)は某月刊誌入稿とレギュラーの〆切が重なって忙しく、今月はそこに不定期の仕事がいくつか載っかってきた状況。まあなんとかなるべえ。

昨日(9日)はそんなわけで朝からコーヒー屋を転々。3軒まわって原稿を書き続ける。ほぼほぼ入稿作業で潰れてしまって、2ツ目(CDのライナーノーツ)の仕事にかかれたのが夜になってから。すさんだ気持ちになって服を1枚買う。忙しくなるとお金遣いがなんか雑になってよくないね。

帰宅してお夕飯食べ、お風呂ではウェリントン・デイヴィッド『妄想感染体』読む。スペースコロニーが舞台のホラーSFで、まだ序盤だがバババババーっとロボットが3Dプリンターみたいので成形されていくシーンが面白い。人物配置などはオーソドックスな感じで、このままエンタメ路線で突っ走るのかな。どこまでホラー色が強いかが楽しみなところです。

ところで、前から少し思っていたが、noteに書評を書こうと思っているのだ。好書好日では毎月末、その月の新刊を4冊ほど取り上げて紹介しているが、編集部から「統一したテーマを設けてくれ」と言われているので、「家」とか「動物」とか頭をひねって多少なりともキャッチーなテーマを設けて紹介している。すると当然、そこから洩れてしまう本は紹介できないわけで、それをなんとかしたいなあと思っていたのでした。

どこかの媒体でホラー時評の連載でもできないかな、と思っていたが、新しい〆切が増えるのも負担だよなあ、今でも手一杯だし、というのもあり積極的に働きかけてこなかったのだが、なんのことはない、noteという手があるじゃないですか。書くだけならこのブログでもいいんだが、ここは主にくだらないことを書く場になっているし、noteは記事を有料にできるので、商売としても成立する(かもしれない)。

あとオープンな場の書評だとどうしても「これは……いかがなものか!」というマイナス評価の話はしづらいもので、そういうことも書けるからいいんじゃないでしょうか、とも思っている。それが今年の目標ですかねえ。早ければ1月から始めたいところ。

さていつもお仕事をご一緒している凄腕カメラマン、有村蓮さんから写真を送っていただいた。取材現場でのテストショットだが、偶然にも背景と服の色味がサイモン・ペッグの映画『変態小説家』のポスターにそっくりで、おれは変態なのか、と思った。








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