2023年12月8日金曜日

怪老人日乗:12月8日(金)

てなわけでBirthdayとミッシェルばかり聴いているこの数日ですが、聴きながら自分がやっていた怪奇SFバンド(水銀魔術団)ももっとギターが上手ければややミッシェルみたいな感じになったのかもなあ、と思ったりもした。ああいう粗いガレージ的な演奏が好きなのだ。しかし自分には技術がないし、そもそも心が邪道外道な人間なので「悪魔の毒々おばあちゃん」とかそういう曲をやっていて、まあロックスターにはほど遠い。ちなみに水銀魔術団というのは、高校以来の畏友水銀2号と組んでいた2人ぽっちのバンドで、ライブもやらず音源も出しておらず、そのくせVHSを6本くらい出してます。どこにも流通していません。

さて今日はもう金曜日でしょう。まずいですねえ。某オカルトな解説は締め切りがしばらく延びたのでホッと一安心で、これは12月以内に出せればいい。ただ今週まだ4つくらいあって緊急事態には変わらず。火曜は某誌の入稿作業で一日潰れてしまい、帰宅は午前0時過ぎだった。水曜はインタビューの原稿書きをだらだらと夜まで。あれこれやること多く、気が散って捗らず。

そのうちにいくつか進捗うかがいのメールも入りだし、木曜は頭が煮立ってきて、午前中「こうなったら俺の怖さを見せてやる」と二度寝してしまった。こういうことをするから人は怖ろしい。たまに「どうしてそんな珍妙な犯罪が」とニュースを見て驚くことがあるが、人の心のひだの中には毒々おばあちゃんが住んでいて、ときおりわけの分からないことをやらかすのだ。ところで皆さん、「悪魔の毒々おばあちゃん」ってホラー映画は知ってますよね?

で思いっきり寝たら多少元気復活して、部屋を片づけたり、シャワーを浴びたりする元気が出る。そうこうしてたら外出の時間だ。15時半から神保町にて取材。時間が少しあったので15分くらいでさらりとお昼を食べた。かきあげ丼と冷たい蕎麦を。取材は無事に済んで、そのまま飯田橋に出て某誌編集作業。黙々やって夜になる。帰宅して21時。奥さまから近所に野鳥がいっぱいいる川があると聞いたので、土曜にでもバイクで出かけてみよう。

夜は書庫にこもって某選考作業。書庫にはエアコンがないので冬場は寒い。もともと長居するところではないのである。机もないので床にぺたりと座って作業していると、お尻がみるみる冷たくなっていく。「見て!お尻がみるみる氷になっていくわ!」と寸劇をやりたくなるほどだ。自室から電気ひざ掛けをもってきてなんとかしのいで、作業を終えたら1時半。急ぎもうひとつ原稿をやらねばならないが、そんなことって、と思ってこの日記を付けているわけだ。

1月だかには藤子不二雄Aのベストセレクションボックスみたいのが出るらしい。藤子Aは大好きだ。比べるものじゃないし、FはFで素晴らしいマンガ家だが、やっぱりAはいいよ。ドーン。

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