2023年6月20日火曜日

怪老人日乗:6月20日(火)

温泉旅館の女将がひたすらアンビエントミュージックを紹介する、独特なブログの存在を教えてもらった。普段はきちんと温泉旅館女将としてお仕事をされているのだが(ツイッターもある)ブログでは延々マニアックな音楽の話をしているブログだ。ああいうのを読むと、ブログにはブログにしかない味があるな、という気がする。このブログも裏メニューというか、ツイッターとは違ったことを書いているつもりだが、まあ私の場合表の活動からしてあやしげだから、あまり表も裏も区別はないかもしれないが。

というわけで日記であります。数字空いてしまったが、この間少々忙しく、さりとて徹夜できるほどの体力もなしで、終日仕事をしていたのだった。週明けまでに5つほどやることがあったのだが、2つしか終わらず。それで今日も4時に起きてやっているわけです。

昨日は某小説誌のhorrorな取材であった。この雑誌で仕事をするのは初めてである。出版業界に関わって長い、というほどでもないが15年ほどは東京でこの稼業をしており、あれこれの雑誌に原稿を書いたけれど、まだ載せてもらったことのない雑誌が山ほどある。そう考えるとまだブルーオーシャンが広がっている、という気もしないでもないし、そうでも思わないと各社よりインボイスの番号を知らせよという恐ろしい通知が届き始め、こんな不安定な仕事やっていられない。

さて脱線したがhorrorな取材2時間、無事に終了。楽しい仕事だったが、飯田橋から神楽坂まで、長い坂道をのぼったこともあり疲れてしまった。地下鉄駅わきのコーヒー屋に入ってテープ起こし。コーヒーゼリーのようなものを食べる。最近は以前ほど甘いものをとらなくなったが、それは砂糖を取り過ぎると老後の脳の劣化が早い、という記事を読んだからで、私はもともと体力がないから、脳まで劣化したらまったくできる仕事がなくなってしまう。あなおそろしや。アナと雪の女王。また脱線したけれども、そんなわけで夜まで仕事して、でも疲れていて大して捗らず。

「帰ろ……」という気持ちになって電車に乗る。まあ7時くらいの電車はおおむね混んでいるわけだが、1本待てば座れる。中央線を使っていた時代は四谷から国分寺まで、もう蟻の這い入るすき間もないような狂った電車に詰め込まれ、何十分間も揺られ続けていたので、あの時代に比べるとだいぶマシ。引っ越してから体が楽なのは、中央線に乗らなくなったことも大きいだろう。一度離れてしまうと、もうあの生活ができるとは思えない。

お夕飯、ビーフシチューの残りをつかったハヤシライスで、牛肉多く美味しかった。食後、子どもとすこしゲームブックをして遊ぶ。わたしは子どもの頃、テレビゲームを持っておらず(ファミコンがなんとなく禁止の家だった)代わりにゲームブックをして遊んでいたのだが、これはこれで結構楽しかった覚えがある。で後生大事においてあるのだが、今読むとストーリーがほぼ『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』であるな(右のやつ)。左の方はネス湖のネッシーが絡んだりして結構伝奇色がある。ちなみにカバーの右下が青く塗りつぶされているのは、刊行後、消費税導入されたためだろう。




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