2023年6月15日木曜日

怪老人日乗:6月15日(木)

豪華客船のチラシなどがたまに入ってくるが、あれは窓のない部屋だと安いらしい。なぜ好き好んでそんな部屋に、と思うけれども客室として販売されているからには、当然商品になるのだろう。

しかし考えてみると自分も案外平気かもしらん。美味しんぼを延々見続けて、はっと気づいたら「アメリカですよ」と言われ、そうですかすみませんとまた部屋で延々美味しんぼを見続けて、はっと気づいたら「フランスですよ」と声をかけられて、南極ですよ、北極ですよ、ごはんですよ、と声をかけられ続けて、気づけば世界一周、ついでに美味しんぼもアニメ3周ということになっている。それはそれで楽しいのではないか。人生とは存外そんなものではないのか。

ということを考えながら今日も仕事をしていた。つまり気ぜわしいわけである。今週はそこまで地獄節ではないのだが、来週、再来週とぼちぼち夏場の悪魔祭りがスタートしていて、今週は嵐の前の静けさ、できるところから手をつけておかないと、地球が爆発する。

とりあえず今日はですね、朝から飯田橋K社に出て某誌編集作業。ささっとお昼頃までに終え、地下鉄東西線に乗って中野。午後時間が空いていたので、父の日のプレゼントを探すついでに久しぶりのブロードウェイで古本。しかしこのところヤフオクで本を買いまくっているせいで、細かな文庫などあまり買う気が起きず。珍しく何も買わずに帰る。無理して買うこともできるのだが、そういう本の買い方はあまり好きではない。集めること自体にさほど興味がないのである。むしろマニア的な磁場からはできるだけ離れていたい、という気持ちもある。

ところで父の日の贈り物はなんにも見つからず。しかし新宿や池袋に行くだけの元気もない。選択肢が多すぎると、迷ってしまって脳が爆発する。なんか今日の日記は爆発してばっかだな。まあいいでしょう。憧れのやつはボンバー。結局別の街に移動して、仕事しばらくした後、日用品を見繕って買う。座ったコーヒー屋の椅子とテーブルの高さがおかしくて、腰がめちゃくちゃ痛くなったわい。

雨も降ってくるし、カバンはパソコンが入っていて重いしでどうにも踏んだり蹴ったりだが、なんとか帰宅したらちょうど夕飯時に間に合った。ご飯をたべて、お風呂で本を読んでからまた仕事再開。今日はぎりっとやらないと。明日は『ミーガン』に行く予定。最近忙しくて家でまったく映画やドラマが見られず、いっそ劇場で観ることにしている。広末涼子……。


直近のお仕事たち


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