2022年12月10日土曜日

怪老人日乗:12月9日(金)

さて金曜日。朝食時、子供と話していて「UMAはどうしてニッポンへ?」という番組の話題になった。当然そんな番組はないわけだが、オウルマンが来たら面白いのではないか、などと他愛もない話をした。オウルマンというのはイギリスの少女たちの前に現れたUMAだが、以前あるオカルト雑誌編集長とお酒の席をご一緒した際、「オウルマン、あれ正体は露出狂ですよ」とおっしゃっていて、地味にショックを受けたものである。うっそー!

それから『獣人雪男』が阿佐ヶ谷で上映されるから必ず観に行こうという話もして、納豆を食べて朝ごはんは終わり。二階でさっそく仕事にかかる。今日まで待ってもらっていたインタビュー原稿、昨晩ラフまで終わっているのでひたすら書くのみ。早い人はここからの作業が早いのだろうが、私は一文字ずつじっくりじっくり仕上げていく、スロー再生した陶芸家みたいなタイプなので結構時間がかかる。

結局できあがったのが2時。間に明日公開のインタビュー原稿の校正とプレビューチェック。紙媒体だとゲラと呼ばれる校正刷りのチェックがあるが、ウェブ媒体だともっぱら画面上でのチェックなのである。そろそろ「紙でのゲラ校正をしたことがない」というライターも増えてきているのかもしれない。紙とウェブと両方でやっている、股割きの刑みたいな世代はぼちぼち私らで最後だろう。

夕方からはせっせとリスト作り。何のリストかといえばこの1年に出たホラー関連書である。前々からやろうと思っていたホラー年間ランキング、ついに明日から始めることにして、その参考にリストをまとめあげていたわけ。日本作品だけで100冊くらいある。しかも実話怪談やノンフィクション、推理小説やSFを除いてだ。文庫化まで含めるともっとすごい数になるだろう。こりゃあランキングでもやらないと、有名な作家のものでも埋もれるわ、と思った次第。ミステリはたくさんランキングがあっていいわねえ。しかし大変だったので、ゆくゆくは出版社に運営を手伝ってもらいたいところである。

奥さまが大阪に帰省。週末は子供と2人暮らし。ひさしぶりにどこか遊びに行くつもりだが、とはいえ月曜までの締め切りが3つほどあり、どれも遅れることは許されぬ。というわけで今(10日の深夜2時です)やっているわけなのだよ。




さて仕事した漫画2冊、ほぼ同時に発売された。

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