2022年12月28日水曜日

怪老人日乗:12月26日(月)

ところで私はよく松尾芭蕉の句を引用したり、インチキ俳句をでっちあげたりしますが、松尾芭蕉についての知識は限りなくゼロに近いです。ただ私は昔から「俳句」とか「僧侶」とか「読経」とかそういうものが好きでして、同じカテゴリに入れたらそれぞれから怒られそうですが、そういう興味関心のもとに芭蕉を愛でているわけです。高校時代は受験勉強もせずに、禅の公案について考えていました。小学3年生の学芸会で和尚の役をやって以来、どうもそっち方面の趣味が本格化したふしがあります。

というわけで――何が「というわけ」なのか分からないが――朝食とって身繕い。快晴。さすがに空気は冷たいが、雪がないだけまし。北国の雪に閉ざされるような冬に比べると、東京の冬はスニーカーで出歩けるし、公園で遊べるし、まるで別の国の別の季節のようである。今年最後の外出仕事。結局書き物仕事終わらず、心ハラハラするがどうしようもなし。帰ってやるよりない。

池袋に立ち寄って名刺発注。北口のラブホテル街の中にある印刷屋である。上京して最初に名刺を作ったのがこのお店で、以来ずっとお願いしている(数年国分寺の印鑑屋さんに浮気したこともあったけれど、デザインは最初のものを踏襲した)。今後しばらく引っ越す予定もないし、ずっとここでお願いし続ければいいだろう。昔はワンセット1000円しなかったはが、物価高の影響か今は税込1280円。

飯田橋某社にて某月刊誌の編集作業。若干年末ムード漂ってはいるが、編集部にはまだ人多し。来年入稿のための作業進めて、終わったら夜の9時ではないか。帰宅したらもう真っ暗。録画していた昨日の笑点見る。30分ずっと大喜利というのはいいようで、意外に飽きるよね。冒頭10分の演芸コーナー、子供の頃はいらないと思っていたが、実は大切なのだ。

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