夏、ですね。というわけで今日も元気に怪老人で行ってみよう。本日は遠方でインタビュー取材あり。どうも取材がある日というのは一日落ち着かず、午前中作品を再読したりして過ごす。メール開けたらいろいろ返信すべき内容で、あわたわたと回答していたらお昼になった。
午後、家を出る。急ぎ借りるべき資料が出て、自転車に乗って私立中央図書館。久しぶりに来た(やや遠い)けど学術的な本が多くて、むーんと賢くなった気がする。たまにちゃんとした図書館に来るのは大事だなあ、本は背表紙を眺めているだけで、だいぶ違うからなあ。石川淳は人間3日本を読まなければ面貌に表れると書いたけれども、それは古本や図書館の本の背をじっと眺めるだけでもだいぶ防げるような気がする。ブックオフに通い続けると、ブックオフのニコニコマークみたいな顔になってくるのだろう。気をつけねば。
秋津から武蔵野線。武蔵野線というのは、山手線(はご存じか)の外側をぐるーっと回っている長い路線で、神奈川から埼玉、千葉へと続く。でこれに1時間揺られて千葉方面。ホラーワールド渉猟の取材。お仕事場にて1時間ほど。滞りなく済んで、やれやれこれで1月の連載も安心だと思っていたら「これ、掲載は2月ですよ」といわれて仰天した。
先方の都合で、掲載を2月にしてほしいというのであった。げげ、となると1月のアポ取りを急ぎやらなくては。ホラーワールド渉猟はすべて自由にやらせてもらえるありがたい企画だが、その分人選、アポ取りを自力でやらねばならず、1月分がぽっかり空いたので、どうしようかと困ってしまった。
まあいいや。明日本屋に行くし何か思いつくだろう。1時間電車に揺られ、さらに西武線に乗って最寄り駅までたどりついたが、取材3連チャンだったせいだろうか、妙に草臥れた気がする。というわけで市民の憩いのおしゃれスペース、イトーヨオオオーーーカドオオーーーーの中でお茶。帰ったら21時前だった。
先日解説を書いた斎藤潤一郎の『武蔵野』にも登場する不二家。ここで漫画家は店員に怪談を取材し、ケーキバイキングを残している男を目撃するのである。秋津・新秋津はよく使う駅なのだが、もう『武蔵野』のイメージでしか見られない。
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