文章は写経のように書けばいい、という香山リカの本があり、読んだことはないのだが、そのように書けたら楽しいだろうなと思う。いや、このブログなんかはまさに托鉢僧の読経のようにさらさらと書いているのだが、それはほとんど日常を語るブログだからできるのであって、評論/エッセイの類でそれをする勇気はまだない。
でやっと完成してメール送信終えたのが午前8時。すぐに担当さん、著者さんからそれぞれご連絡あり、内容問題ないようで安堵する。次は何をやろうかなあ、と思ってメールチェックしたら「あの原稿どうなっていますか?」と某web雑誌からの催促。あれ?10日で請け負っていたはずだがと思っていたが……どうもこちらの勘違いだったらしい。大慌てで返信、とはいえすでにガチガチに予定が詰まっており、まるで大阪城の石垣のようだ。大阪城の石垣は当時の人では積み上げられないくらいの巨石が使われていて、一種のオーパーツではないかという説がある。エイリアンが戦国時代の大坂にいたのか。あ、話がそれた。
というわけで、急いでやりますと返信したものの別件を4つほど片付けてから、ということになるだろう。南無三宝。それなりにはっきり書いてしまうと某月刊誌の入稿作業をやり、某競作集の目次作りをやり、某書某日のインタビューをテープ起こしから着手して完成させ、某書刊行会のインタビューを仕上げてから、やっと某web雑誌にかかることになるだろう。アシスタントでもいれば別だが、順にひとつずつ片を付けるしかない。
帯に推薦文書いた某実話系ホラーコミックのカバーデータ届く。結構長めのコメント書いたのだが、デザインの都合で1文だけ抜粋されることになった。前後の文脈から切り離されたフレーズは、いかにも帯コメントといった感じで少々気恥ずかしいものがあるが、まあ仕方なし。そういう事情ですので、書店で見かけてもなにとぞ、ひとつ(作品は偽りなしですごく面白い)。
まずは某月刊誌の原稿書き。入稿作業(これは日を動かせないので、這ってでも出社が必要)のためにじりじり原稿書き進む。午後3時くらいにやっと完成。よそから送られてきた原稿も整理して都心に向かったのが18時すぎだった。飯田橋の某社にて編集作業21時まで。夜になるとあまり人もいないので、落ち着いて作業ができる。途中、奥さまから文鳥の様子おかしいとの連絡あってハラハラ。温度調節がうまくいかず、体調崩してしまったらしい。結局奥さまの服にくるまってベッドで寝ていた。
忙しくてどこにも出かけられないので古本ドコドコ買う。今日届いた本の封を切って愕然、昨日注文したばかりの本ではないか。Amazonと別の古書店でそれぞれ「あ!在庫発見」と勢い込んで注文したものらしい。しばらく時間をおいてダブるならまだしも、短い期間でここまで積極的にダブってしまうとは。ぼけてますね。そのほかにもいろいろ。
山口剛編『日本名著全集 怪談名作集』(芸文社、昭和2)が届いた。挿絵も多く楽しい本だが、私は古文があまり得意ではない。大学時代、全然勉強しなかったのに(一応国文科でした)今になって古文を読む必要に迫られるとは。
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