2022年11月25日金曜日

怪老人日乗:11月25日(金)

昨日は早朝から原稿仕事、2時間の取材を挟んでさらに深夜まで仕事、となかなかの荒行だったので、今日は人間並の時間まで寝ていた。で朝ご飯とってすぐに原稿仕事。昨日コーヒー豆を500グラム仕入れてきたので、怖いものなしである。がぶがぶ飲みながら書き進む。

ところで下書きやメモの類に使っているのは、キャンパスのA4サイズのノート。1冊450円とやや値がはるが、でかいし紙が厚いしちょっとした紙資料も挟めるしで、愛用している。道具にこだわるのもどうかと思うのだけど(なんかイヤじゃないですか、趣味人ぽくて)このノートは出会えてよかったと思います。ちなみに日記つけに使ってるのは、知り合いからもらったリヒテンシュタイン公国の銀行のノート。すごく書きやすいのだが、二度と手に入らないだろうなあ。大体どこにあるんだ、リヒテンシュタイン。おまえはどこのワカメじゃ。



お昼も食べず、パジャマのまま原稿書き進んで14時半に送信。うへえ、疲れた。原稿を書くときは息を止めがちなので、終わるとどっと疲れが出る。その他の原稿もやらねばならないが、さすがに続けては無理。着替えて夕飯まですこし休憩する。夜は半分までしあげたインタビューを完成させて送らねば。その次は、ダ・ヴィンチのインタビューをやりつつ文庫解説を2つ。諸行無常。諸法無我。あっと驚く松尾芭蕉。

ところでこのところつくづく思うのだが、私が好きな作家というのは野坂昭如、戸川昌子、宇能鴻一郎の3人であって、つまるところどぎついエロスの世界というか、じめじめした地下の穴ぐらというか、そういう変態的・異端的な作家ばかりなのである。硬質な幻想小説とか、理知的な仏文とかにも憧れはあるし、読みゃ読むこともあるのだが、元気を出したいときは宇能鴻一郎を読んでしまう。

これはもとをただせば乱歩・久作・小栗の世界であって、三つ子の魂百までも、雀百まで踊り忘れず、坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、あたしゃ許さないよ!ということであろう。自分でもよく意味が分からないが。



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