2022年11月14日月曜日

怪老人日乗:11月13日(日)

ええっと、何してたっけな。子供を野球のグラウンドに送り届け、卵をミネソタに送り届け、ETを火星に送り届け、爆弾を地底獣国に送り届けていたら午前が終わる。ええと思い出した。取材用の本読みをしていたのだ。なかなかハードな本で読み進むも終わらず。日が暮れる。

昨日からまた定時を22時にしようと決め、昨晩はDVDで購入した鶴田法男監督『ほんとにあった怖い話 新装版』の冒頭3話を見たのだった(9話収録)。Jホラーオリジンという感じなのだが、それより何より目を奪われたのは「赤いイヤリングの怪」というエピソードに、電池で動くバドワイザーの缶のおもちゃが映っていたこと。な、懐かしい……。昔フラワーロックという植木鉢の花がぴこぴこ踊る他愛のないおもちゃがなぜか大流行し、その流れでバドワイザーの缶も踊っていたのだった。そのおもちゃが主人公の少女の部屋にあるのだ。のみならず細長い黒いラジカセや、緑色のボディコンのお姉さんまで映って、自分が小学6年生くらいの時に見ていた日本の風景そのもの。いや、近所にボディコンのお姉さんはいなかったけど、ああいう風景をブラウン管越しには見ていた。そういうわけで感慨深い作品でした。

それにしてもこのDVD、見たのが今年でよかったなと思う。10年前だったら登場人物のファッション、お化粧が古くさくて見ていられなかったかもしれない。しかし時代は過ぎ、すだれ状の薄い前髪も、ポニーテールも、ビッグサイズのニットやトレーナーも、真っ赤な口紅も奇異なものではなくなった。むしろ今っぽいファッションとして見られる。こういうファッション、80年代っぽいと言われるけど、91年(ほん怖の制作年)でもこんな感じだったんだね。




画像はヤフオクから拝借しました。なぜバブル期にこれが流行ったのか、目羅博士でも分かるまい。

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