さて午前は久しぶりに外出。10月末からこっちずっと仕事部屋の壁を見ていたので倦んできた。所沢に出てコート見る。ついでにカルディでコーヒー豆買い、無印良品、ブックオフで用足し。ふと思ったこの10年くらい、休日のおでかけといえば無印とかカルディとかばかりじゃないか?もっとこう、人生盛り上がってる感じの休日の過ごし方はないものだろうか。パラシュートから飛び降りるとか、ビルの最上階で薄茶色の飲み物を飲むとか、日本人形を燃やすとか。そんなことを思いながら、みたらし団子を買って帰る。久しぶりに歩いたらどっと疲れてしまった。運動不足なり。結局コートはZOZOTOWNで購入。
お昼はうちで食べる。久しぶりに家で焼いたパン、サラダとソーセージ、ミネストローネ。午後はゆるゆると仕事。インタビュー記事のまとめ。頭うまく働かないので、うまい人の文章を写す。同業者さんがツイッターで「仕事以外の時間を捻出するために仕事する」と書いていて、それもそうだなと思った。現状では一日の半分以上を仕事に費やしている。その割にやってもやっても片付かず、事務仕事や娯楽の時間がないのである。よし、今日からまた定時を22時にしてみよう。間に合わないようなら早起きする。なあに、むっくり死体のように起きるのは得意なのだ。
ところで昔話。京都にFという個人経営のレンタルビデオ店があって、今もまだある。雑居ビルの一室でひっそりと経営していて、知っている人は少ないし、ドアを開けるには勇気がちょっといる店だ。ここは令和の現在も「レンタルビデオ店」である。つまりDVDはほとんど置かず(私が行っていた頃は1本もなかったのではないか)ひたすらVHSにこだわっている店なのである。レアな映画は多い。貴重な作品もある。特に昭和邦画に強く、カルト映画の宝庫でカタログをめくる際には「うひゃあ」(この店はファイルをめくって、欲しい作品を店主に奥から出してきてもらうのだ。そこもまた個性的である)となったものだった。
しかし。しかし。VHSしかないというのは、さすがにビデオデッキを持たない人が人口の9割9分である現在、相当に厳しいのではないだろうか。と思って久しぶりにサイトを覗いてみたら、入会金が1600円、レンタル1本500円で初回は4本以上借りてください、という超セレブ向けな店になっていた。うーん、1回目は3600円かかるわけで、貴重な映画を見られると思えば安いのかもしれぬが……作品セレクトにものすごく悩んでしまいそうだ。悩んだ末に借りて、あとで確認したらYouTubeに上がっていたよ、なんてことがあったらショックで5日は寝込む。ともあれ時代に負けず、がんばってほしい。
面白い写真はないかと思ったが、別にない。今日は届いた本もないし。というわけで取材先で見かけた吉幾三のポスターを貼る。ロビーで延々この曲が流れていて、一足早い年末気分を味わったものだった。
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