いやあん、である。何がといえば、寒いのだ。肌寒いのである。机に向かっていても、台所でコーヒーを淹れていても、思わず声が出る。いやあん。このまま秋が終わり、冬が始まるとますます寒くなるであろう。いやあん、と言う機会もおのずと増えるであろうし、風呂上がりなど絶叫するかもしれない。恐ろしいことである。松尾芭蕉は『奥の細道』を書くにあたり、エアコンをがんがんに点けて室温30度に保ったと言われる。私もそれに倣いたいと思う。
さて。この土日で仕事を進めたい。月曜もほとんど外出の予定はないし、こういう機会は貴重なので昼夜を問わず仕事をしたいところだ。仕事が好きかどうかと問われると分からないのだが、家から出ないことだけは間違いなく好きなので、それが収入に繋がるなら万々歳ではないか。
日中はテープ起こしを進め、さらにもうひとつに着手。合間に少年野球の練習試合をのぞきに行った。相手チームの監督は怖そうだ。一方こちらの監督はあまり物言いがきつくない。こっちのチームでよかったと思った。子供はあまり活躍せず。まあ続けているだけ立派。帰宅して仕事続き。で最初の話に戻るのだが、寒いわけですね。
夕飯は鶏肉のそぼろ丼。ところで昔はまめに読書ノートなどを付けていたが、近年はきっぱり止めてしまった。アンソロジーを作ったり評論を書いたりする時に、意外と参照しないのだ。だったら時間をかけて書いても意味がないや、自己満足だな、と思ったわけだけど、有効利用しようと思えばできるのでしょうね。私はメモやノートを取ることは好きだが、それを何かに役立てることにはあまり興味がないのであろう。松尾芭蕉タイプなのである(適当)。
夜はアマゾンヌプライムで『ドライブ・マイ・カー』を見始める。3時間もあるので連続テレビ小説のつもりで細切れでみよう。説明的でない映画だが、一カ所だけ妙に浮いている台詞があって(西島秀俊の奥さんの死因のところ)あそこの処理の仕方はもうちょっといい方法があるのではないか、と考えながら横になっていたら寝てしまう。おかげで怖い夢をたくさん見た。夢には吉田悠軌さんが出てきた。
悪魔の棲む家ならぬ、河童の棲む川も秋色が深くなってきました。
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