日曜日、仕事をするのである。私が好きなことを教えると、翌日出かける用事のない休日、これである。明日の月曜はおそらく何も用事がないので(いいとこ近所の図書館や郵便局くらい)時間を気にせず作業に没頭できる。やはり翌日用があると思うと、いかな人外の私とて、いやだからこそ時間が気になって集中できないので、月曜に何もないって素晴らしい、と思うのであって。
翻ってみるに、会社員などをしながら、深夜まで原稿を書いて、翌朝きちんと起きて出かけている人はエライなあと思わざるをえない。私はフリーター時代、夕方からのバイトをしていたが、それでも寝坊してましたからね。4時半からのバイトなのに4時35分くらいにならないと起きられないんですから、もうひどいものでした。朝起きないでいい仕事に就けて、本当にほっとしている。フリーランスというのは将来の不安が尽きないし、退職金も各種福利厚生もないのであるが、人と会うのも恐ろしい、日中外に出るのも恐ろしい(20代の頃はそうであった。今は図太くなってガハハと笑っている)という人間が果たしてこれ以外の仕事に就けたかどうか……。
まあそのようなことはさておき。そんなわけで今日も仕事をしていた。あ、その前に部屋の片付けである。朝宮家の男たちは週に一度、掃除機をかけなければいけない。ついでに年賀状をひとまとめにして、先日もらった雨靴の箱に入れた。確定申告で使ったレシートの束、さすがにもう要らんだろうという年のやつは処分する。
そんなこんなで昼である。お昼とって隣駅のパルコでやっている古本市へ。パルコだけあっておじさんくさい本は少なく、どことなく楽しげな、絵本だとか、絵はがきだとか、そういった本が多い。しかし文学系もしっかりとあって、復刻版『ドグラ・マグラ』だとか、谷譲次の小説だとか並んでいた。『季刊 幻想文学』のもっていない号を買った。
最寄駅に戻って、コーヒー屋で夕方まで作業。店の中が混んでいたので、駅前ターミナルに面したオープンテラスで。と言うと聞こえはいいが、路上駐輪の自転車がゴジャゴジャ置かれている目の前である。パリジャンはいない。そこで単著の序文の下書きをしたり、インタビューの質問を考えたりした。帰宅して某社インタビューのまとめ進める。こちらもずいぶんお待たせしているからネジを巻いて今週前半には送りたし。
お夕飯ハヤシライスなど。ハヤシライスを作ったのは林さんで、あんパンを作ったのは木村安兵衛。飛行機を作ったのはライト兄弟で、地震兵器を作ったのはニコラ・テスラ。耳を切るのは平家の侍で、平家の侍が化けたのが平家蟹。
深夜近くまで仕事して、コーラ飲んで休憩する。前にも書きましたが、日曜の晩、コーラを飲みながら録画した笑点見ることだけが、ほとんど唯一の人生の楽しみといっていい。もし笑点が番組終了したらハイチに亡命してゾンビになるぞ(個人の感想です)。
0 件のコメント:
コメントを投稿