2022年8月9日火曜日

怪老人日乗:8月9日(火)


うーめらぬーめら。と呟きたくなるくらいに暑い。

楳図かずおといえば今朝、でかいサイズの『わたしは真悟』を古本屋で見つける夢をみた。でかいというのは大友克洋の『AKIRA』くらいのサイズである。いや、あれよりもっとでかいか。それが並んでて、欲しいなあと思ったのだがそんなサイズの『わたしは真悟』は出ていないし、そもそも幻の古本屋なので逆立ちしても行き着くことはできない。こういう話をすると古本好きみたいで気恥ずかしいのだが(好事家ってなんかイヤじゃないですか)、たまにいい品揃えの古本屋の夢を見ることがある。




さて、昨日はヒヤッとした。スケジュールを確認したら「13日〆切」だとばかり思っていたものが「8日の13時〆切」だったのだ。それ以外にもすでに8日〆切の原稿が2つあり、しかも昨日は某月刊誌の入稿作業で一日潰れてしまう日で、もうどうにもならんな、と禅の境地に到達した。そして禅僧はそんなことをしないと思うのだが、飯田橋のバーガーキングに飛び込んで肉とポテトとコーラを摂取してしまったのである。

で昨日は入稿が夜の22時までかかり、当然原稿書きは進むわけがないので、今日必死にやっているのであるが、しかし午前は午前でたまったメールチェック、急ぎのゲラの戻しなどがあり、あっという間に数時間が消える。

メールの返事というのはなかなかに大変で、「うっふーん」とか「おっほーん」とか一行書いて返信できればいいのだが、相手は大人だからそうもいかず、「お世話になっております」から始まる文章を書かなければならない。しかも返信するからには、添付されていた資料を精読してレスをしたり、スケジュールの確認に回答したりしなければいけないので、地味に手間なのである。ニューヨーカーのビジネス用語でいうところの地味手間である。

というわけで今、メールチェックが終わってホッとしているところ。ホッとしちゃ全然いけないので、午後はこもって原稿書き。C社のアンソロジーもそろそろ動き出さないといけないし、書き下ろしの作業も進めねば……。不審者のようにがんばりたい。そういや定時を22時にするという計画、結局二日しか守れなかったな。

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