さて、いよいよもって忙しいのであるが、むやみに忙しがっているのもよくないと思い、普段読まない実用書などを参考にしつつ、タイムマネジメントについて考えてみた。その手の本には「抱えきれないほどの仕事は抱えない、緊急時に備えてバッファを設けること」と書いてあるのだが、それはなかなかフリーランスには難しいのではないか、と思ったりもする。
書評家というのはご存じのとおり儲かる仕事ではなくて、原稿ひとつ引き受けて何十万円ももらえるわけもなく、となるとせっせと数で稼がなければいけない。媒体によって原稿料はまちまちだし、振り込み時期もばらばらなので、翌月の収入がどのくらいになるか、全然予想が立たないのだ。いざ予定を立ててみても「うちは雑誌が出てから3ヶ月後払いなんで」みたいな事実が判明し、ズコーッとなることも多い。
というわけで仕事を減らすという選択肢は現実問題難しいのだが、仕事を離れる時期を作る、というのは大事ではないかと思った。休日を週一度くらい設けてもいいとは思う。しかし今は繁忙期で忙しいので、まずは定時を設けてみることにした。22時。よほどのことがなければ、この時間に机を離れる。
ということを決めて一昨日から作業してみたのだが、なんとまあ、とっても気が楽になった。今までは起きてから寝るまで、ずーっと仕事していたので、さすがに読んだり書いたりが苦にならない私でも、いい加減ウンザリしていたのである。しかし22時に絶対休める、というゴールが見えたら、とっても心が晴れやかになった。それまで14時間くらい働いているので、決して短い労働時間ともいえないが、十分に気分晴れやかであって、東映の『怪猫からくり天井』などを配信で見たりもする。
しかしまあ今日は無理。めちゃくちゃ遅れてしまっている特集原稿、そろそろ出さねば穴が開く(パンツに)。ところでコロナウイルスの変異株、新たな名前はケンタウロスだという。私なんかはゾイドしか思い浮かばないけど……。
あ、日記めいたことを書いておくと、そんなわけで朝から原稿&明日の取材用の本読み&今日の取材の準備。15時からホラーな取材1件。昨今の感染拡大を受けZoomで。16時半まで取材をやって、ほっと一息。しかし休んでいる暇はないので、原稿書き続き。夜まで。子どもは昨日今日とスイミングの体験教室。夏休み、帰省が伸びそうなのでその間の予定をあれこれ立て直す。樹海にでも行くか。
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