近況的な話をすこし書いておくと、一昨日にはなじみのお花屋さんが家にやってきて、庭仕事をしていってくれたのだった。知り合い価格なので安くやってくれるのだが、その分自分でできることは自分でやってねというスタイルで、炎天下わたしも土を掘ったり、レンガを埋めたりする。これまで荒れ地のような(文字通り巨大なコンクリ片が出土したりする)庭がやっと見られる姿になった。巨大になるというスモークツリーの木を植える。M・R・ジェイムズの怪談に巨木の中を通ってばかでかい蜘蛛が部屋に入ってくる、という話があったっけ……。
今週は暑いし、金もないしで、ほとんど外出めいたことはしなかった。クレジットカードの支払いと月末の本買いでお小遣いを結構使ってしまい(わが家はお小遣い制です)今月は20日まで一日1000円以下で細々暮らすしかない。物価高の折、ちょっとコーヒー屋で休んで何かつまむと1000円近くいってしまう世の中であるから、無念無想、禅の境地で駆け抜けるしかない。と同じことを二度書いてみた。三度書いたら頭がぼけたと思ってください。
そんなわけで部屋にこもって仕事していたのだったなあ。夏の思い出とはなんぞや。子どもは友だちを招いて、部屋でボトルマン(ペットボトルのキャップを飛ばす玩具)で毎日遊んでいる。何が面白いのかと思うが、こちとら「超人」を象った意味不明の消しゴム人形に大金を費やしていた世代なので、文句をつけられる筋ではない。
映画は配信で少しだけ見ている。『必殺!恐竜神父』を見かけたが、冒頭数分で「あ、このノリはマズいヤツかもしれん」と思って停止してしまった。暇だった独身時代ならそれでも焼きそばなどもそもそ食べながら最後まで見たのだろうが、夫婦で、忙しい時間をやりくりして見る貴重な映画タイムとなると、なかなかどうして、危険球に立ち向かう勇気は出ないのだった。その日はポン・ジュノの『ほえる犬は噛まない』を見ました。正しい選択だったと思います。
で、話を今日に戻すと、あんまり暑いので午後は川遊び。前の家に住んでいた頃から、この川にはよく子どもを連れて遊びに来ていた。引っ越して近くなったので、より気軽に来られるようになったというわけ。足を冷たい水に浸して、無念無想、禅の境地で駆け抜けて……ブウウウウーーーン……。
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