今年は涼しい年だと思ったが、考えをあらためる。今年は暑い年である。許さない。わたしはガメラを許さない。昨日は午前中どうしても抜けられない用があって外出。原稿結局仕上がらず。2日連続あまり寝ていない感じで、「こんな半端な漫画家みたいな生活は許されるのか?」と思って空を見上げるとガメラが飛んでいる。
こんな多忙な日にかぎってレギュラーの編集仕事もあって、飯田橋に移動。せめて立川(所用あって立川にいた)からの中央線で熟睡する。コーヒー屋にこもっていよいよ切迫している原稿書きの続き。どうにも後半がうまくまとまらず、下半身骨折したみたいな文章になっている。とりあえずグチャグチャの軟体のまま最後まで書き進めるが、どうも気持ちが悪い。うーんむ。K社編集部で作業終え、帰宅したら夜。このままベッドで寝たらえらいことになる……マジで死……殺……呪……と思ってリビングの床で寝た、というのが昨日までのあらすじ。
そして今日。午前4時。むっくりと死体のように目をさましたオレ。ここは一体どこだ? ピ、ピラミッドの中だって!? と驚いてみせたがリビングの床だということは知っている。現実逃避で驚いてみせたのである。大人の風格というやつである。そのままのっそりと原稿書き開始。心臓から脳からいろいろな部分が「寝たいよー、寝たいよー」と言っているが、泣いて馬謖を斬り続け、遅れに遅れている文庫解説を。
じりじり書いていると外が明るくなり、家族が起き出してきて、朝ご飯の時間となる。朝食とってそのまま寝られたらこの世は天国だったが、今日ばかりはそうもいかないので、頭から火を出しながら書き進めて12枚書き終えた。若干超過したがこれ以上は縮められない。ざっと見返して担当さんに送信する。お待たせしました。
時計を見るともう出かける時間である。あっという間に着替えを済ませ(それまで昨日の服だった)そこらの文庫本を20冊ほどトートバッグに詰めこんで池袋まで。旧知の担当Mさんとコメダ珈琲にて新規企画の打ち合わせ。丸っぽいパンに肉っぽいものが挟まったコメダらしいものを食べながら、近況や出版業界をめぐる話をあれこれ。新規案件についてはアイデアが2つ、3つ。うちひとつは「これはダメ元で」と思って提案したものだったが、それが一番早く実現しそうで驚いた。瓢箪からコマンダー。さっそく準備に入らねば。
録画したまま見ていなかった笑点をやっと見る。ゲストは鈴々舎馬るこ。これから5週にわたって若手大喜利のメンバーが出演するようだ。好楽が面白いのはいつも通りだが、最近は隣の宮治との絡みも増えてきて、とてもいい感じである。笑点はハーモニーであるという歌丸さんの言葉通り、メンバー同士の掛け合いがうまくいっている時期の笑点は面白い。数日まともに寝ていなかったので久しぶりに蒲団で寝る。ふとんと打って「蒲団」と変換されるのは、橘外男効果であろう。古本数冊届く。
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