2022年6月1日水曜日

怪老人日乗:5月31日(火)

5月も本日でおしまいである。明日からは4月……その先は3月……時計の針が逆に回っている……。

というわけで(どういうわけかは知らない)昨日届いた本を紹介します。まずは田辺青蛙さん『大阪怪談 人斬り』(竹書房怪談文庫)と黒史郎さんの『実話怪談 黒異譚』(竹書房怪談文庫)。版元よりのご恵贈本。世界には竹書房の怪談本からしか得られない養分があり、久しくそれに飢えていたので、ありがたく思ってります。『大阪怪談』はゾンビの幽霊が出てくるようで楽しみ。黒さんの新シリーズは現代怪談と民俗資料や伝承をクロスオーバーさせるという新たな試みのようです。




『芸術新潮』(新潮社)も届く。いま新潮社でお仕事しているので、その関係で送ってくださった模様。特集は山田章博氏で、創作の過程がかなり詳しくカラー写真つきで紹介されています。朝6時に起きて、1日1食であとはひたすら創作だとか。すごいなあ。




詩歩さん『世界の絶景に行ってみた。』(二見書房)もご恵贈いただきました。二見書房の編集Cさんは一連の怪談モノの担当さんであるわけで、私はもっぱらそちらのお付き合いですが、こういう綺麗&キュートなご本も手がけられていて、たまに送ってくださるのです。世界の絶景の地をたどったフォトエッセイ。




さてさて、結局のところ6月に突入。今月は予定が立て込んでいるので、日々きりきりと暮らさねばなりません。活力注入すべくお昼は出先でカツカレー。元気出たところで(お腹いっぱいになって眠くなったともいう)電車乗り継いで久々の西荻窪。盛林堂にてネットで取り置きしてもらっていた「『新青年』趣味」を受け取る。欲しい本大量にあったけれどぐっと自重し、安くで出会えた吉田知子『お供え』のみ購入。

そこから西荻の古本屋をざっと回ろうと思っていたが、音羽館の前にいって気がついた。西荻の古書店、火曜日はだいたいどこもお休みなのだ。とほほと口に出して歩きつつ、中野に移動。ブロードウェイ4階のまんだらけ海馬。先日訪れた際に一度手に取って棚に戻した某セットの怪奇幻想本、やはり必要を感じて買いに行ったわけ。しかし!行ってみるとすでに品切れ。いつもはそんなに在庫動かない店なのに。とほほのほと声に出しつつ電車に乗って飯田橋へ。

コーヒー屋にこもって原稿書き数時間。今日〆切の原稿が2本、物理的に考えて2つ仕上げるのは無理だから、ひとつに傾注。夕方まで書いて1000文字、まだ仕上がらないけどあとは夜やりゃいいか……。K社に顔を出して、某月刊誌編集作業を進める。終わったら22時。怪談聞きながらへろへろと23時に帰り着いて、夕飯はなんだろうと思ったらコロッケカレーだった。

揚げ物とカレーを二度も多部未華子(芭蕉)


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