2022年5月24日火曜日

怪老人日乗:5月23日(月)

このところお天気がいいようだ。もう夏なのかな。いや、その前に梅雨というのがあるのか。昨日は日記を付けなかったが、まあ終日こもって仕事していたので特記事項はないのである。で月曜日。奥さまと子どもは大泉学園まで映画を観にでかける。毎年恒例スーパー戦隊。面白かったようだ。私も午前中から家を出て、飯田橋某社にて月刊誌作業。短時間で終わらせて、「あいつ何しにきたんや?」というくらいのスピードで編集部を後にする。

スターバックスにこもって原稿書き続き。さて今日こそ懸案の、ずーっと引っ張ってきた原稿を終わらせねば。じりじり書き進んでいたら、不意にフラリとくる。過集中で呼吸が浅くなっていたのと、長時間座りっぱなしだったのと、空腹時にコーヒーばかり飲んでいたのと、あれこれの要因が重なり眩暈が起こったらしい。船にでも揺られているようだ。

眩暈に関してはちょっとしたプロなので(幼少期からの付き合いなので)、これはまずいぞと一旦画面から目をそらして深呼吸。閃輝暗点など起こったらいやだなあと思いつつ、だましだましで原稿をなんとか仕上げた。時計見ると14時半。そりゃお腹も空くはずだ。池袋に移動して月末恒例の新刊チェックデイ。しばらく大型書店に来ていないので、買うべきものは多い。

が、その前に何か食べなければ……と思って見渡すと、あったあった、砂漠のオアシスのようにジュンク堂脇の路地にキッチンABCがあるじゃないの。ふらふら蒼い顔で立ち入って、名物の黒カレーを注文。皿のもう半分はこちらも名物のオリエンタルライス。初めて注文したがにんにく醤油で豚肉を炒め、生卵を載せているので、要はスタ丼みたいなものであろう。どこがオリエンタルなのか分からぬが、カレーと肉と卵で幸福を実感。お腹くちくなって眩暈もやっと治まる。ほっ。




ジュンクでは飴村行『空を切り裂いた』の他、怪異怪談研究会の論考集『怪異と遊ぶ』、なんだかんだで買い逃してた風間賢二さんの『怪異猟奇ミステリー全史』を買う。誰か作家さんが店内で動画撮影をしていたが、あれはテレビだろうか、YouTubeだろうか。随行しているのが知っている編集さんだったがお忙しそうなので声はかけず。国書刊行会の『ホフマン小説集成』、さすがに堂々とした本だが、値段もすごくて税込7700円。うーんー。さすがにツイッター上でも購入したという人は少ないようだ。消費税が撤廃されたら買おう。撤廃されろ。

仕事まだしたかったのでコーヒー屋に再潜伏。ところが、あろうことかこの店舗はWi-Fiが飛んでおらず、PCでメールのやりとりができない。きっぱり諦めて本を読むことにした。『空を切り裂いた』半分まで。千葉県のとある街を舞台にした連作集で、まごうことなき飴村小説。帰宅してお夕飯。家族でUNOやって遊んだ後、早めに休む。心身ともにへろへろの介。




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