2022年5月20日金曜日

怪老人日乗:5月19日(木)

あーああー。ターザンである。意味はない。今日も快晴。気温26度くらいまであがる。午前中は何かの用事で潰れた。何の用事だったのか。それが思い出せないのが恐ろしい。ともあれ仕事山積であり、牛の歩みでも進まねばならぬ。

メールチェックしたら新規の取材2ツ、さらに旧知の編集Kさんから電話かかってきてウェブ媒体での原稿依頼。すべて受けたら大変なことになりそうだが、いずれも興味ある仕事であり、年末年始仕事をあれこれ断ったこともあり、受けれる時は受けた方がいいのかとも思う。まあ、忙中閑あり、心霊になった気持ちでやるしかない。

お昼ご飯、奥さまが三味線の稽古なのでひとりでパン。近所に概ね全品100円のパン屋があったのだが、小麦不足と原油高の折、概ね140円のパン屋になっており、存在意義が大いに揺らいでいる。食後仕事すこしやったらもう取材の時間。

午後2時から「本の窓」のオンライン取材。この媒体は文芸作品に限らず、美術書、ノンフィクション、報道系といろいろな新刊のインタビューが飛び込んでくるから油断ならず、そこが面白い。今回も「怪奇幻想ライター」として生きていたらまずお話を聞く機会のない方々。しかし大事な話であり、学ぶところ大であった。月末〆切で、記事公開は来月。2時間近くのロング取材だったから、早めにテープ起こしをしておかないと。気分転換と運動のため自転車で公立図書館。

届いた本は2冊。うち一冊は戦後の小説誌(カストリ雑誌みたいなペラペラのもの)で、「怪奇長編読切特集」とあったので注文したのだが、届いてみたら「伝奇長編」の読み切りがたくさん載っている。つまりチャンバラとか黒岩涙香とか、そういうやつである。とほほのほ。いま返品依頼を出しているが、さてどうなることか。




お夕飯、冷たい蕎麦と麩チャンプルー。食後は子どもと漫画読み。『空手バカ一代』2巻。ところどころ明らかにつのだじろうのタッチと違う人物が出てきて(北海道で大山倍達を襲う剣豪とか)、この漫画の制作体制はどうなっていたのかと思う。まあ途中で作画担当が交代してしまうくらいだから、カオスだったのだろうが。

夜まで仕事して、なぜか配信で『アウトブレイク』途中まで。コロナ禍で再注目されたが実は原作も映画もほとんど知らないのです。猿にひっかかれた人が青白くなって倒れるあたりまで観た。書庫にもぐって文庫解説の必要資料、また回収。なんでも買っておくものだなあと『「新青年」趣味』のまさに必要な号を発見してつくづく思った。あーああー。



この2冊のミッシングリンクに気づいた人は、えらいかもしれない気がする。

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