2022年5月18日水曜日

怪老人日乗:5月17日(火)

曇天の穴。午前中すこしだけ雨。朝から原稿書き、取材支度などあれこれ並行して進める。並行作業は進捗の手ごたえを得にくいので好きではないのだが、まあ仕方なし。学校行事より帰ってきた奥さま慰労で昼は外食。「3割うまい」の謎キャッチフレーズで多摩民にはおなじみの満州へ。引っ越してきてから満州ばかり行ってるよ。

ポスト開けたら荷物5ツ。いずれも本。ネットで買った古本や新刊、出版社よりお送りいただいた新刊、原稿書いた文庫の見本など。ポストから溢れそうになっている。仕事中、ふと思い立って本を注文してしまうので、忘れたころに「ああ、こんな本買ったっけ!」と思い出すことも多い。夜にはさらに荷物2ツ。今日だけで10冊増える。1日10冊、3日で30冊、一月経ったら300冊(水前寺清子のメロディで)。




依頼されいている文庫解説のため、書庫から必要な資料を回収。図書館の閉架書庫にもぐるような感じで、書庫に資料探しに行くのは楽しい。以前はすべての蔵書を作業部屋兼自室に積んでいたので、必要な本を取り出すだけでも汗まみれの重労働だった。引っ越して良かった。




夕方に短い原稿一つ送って、夜は取材のためのゲラ読み。実家の父と久しぶりに長電話。うちの子どもはこだわりが強く、手を焼くことが多いのだが、「幼少期のおまえも同じ、おまえのほうがひどかった」と言われて、すみませんねという気持ちになる。周囲と歩調を合わせられない人間を、そういうものだと認めてくれた両親には感謝々々である。




平山瑞穂『全世界のデボラ』を買いました。「想像力の文学」は全部持っているべきではないかと最近思い始めたよ。

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