2022年4月25日月曜日

怪老人日乗:4月24日(日)

あ、昨日の日記が抜けている。まあたまにはよろしかろう。

日曜日である。朝ご飯はサンドイッチ。パンは隣駅のうまげなパン屋さんの食パンです。子どもは例によって野球の試合へ。野球少年というのがこんなに忙しいものとは知らなかった。土日はほぼ全て練習か試合。親も場合によっては手伝いがある。私も球拾いなどに参加すべきだろうが、ルールがよく分からないし、スポーツ全般に苦手意識が根強いから、なかなか気が進まない。それもまたよろしかろう(としつこく澁澤調)。

いつもならコーヒー屋で原稿進めるところだが、午前着で荷物が届くので外出できず。ほどなく注文していたテレビボード届く。市販のものに望ましいサイズがなくポータルサイトを介して個人に制作を依頼した。時間はかかったけどぴったりのものが届いて満足。これは無駄に色々注文したくなるぜ。

午前中はそんなわけでいつもの作業、あまり進まず。午後まで食い込ませつつ進め、午後から夕方にかけては本読み。グレイディ・ヘンドリクスの『吸血鬼ハンターたちの読書会』がすこぶる面白い。殺人実録本を読んで子育てのストレスを発散していた主婦たちが、非日常的な事件に巻き込まれていく、という物語で、私の泣き所をぐいぐい押してくる。くたびれた生活者が怪事件に巻き込まれる系の話、たとえばランズデールの「ババ・ホ・テップ」とか朝松健の『魔犬召喚』のパターンが私は大好きなのだ。




そうこうしてたら子どもが夕食前から荒れ模様で、原因を聞けば野球が思うように上達しないせいらしいのだが、それを探り当てるまでに2時間くらいすったもんだがあり、奥さまともどもどっと疲弊。日曜の夜が潰れる。ほんと『吸血鬼ハンターの読書会』が他人事じゃないよ。夕飯とった後も本読み。ぐったりして録画した「笑点」見る。

今日届いた本は1冊。白水社よりモーリス・ルヴェル著、中川潤訳『地獄の門』お送りいただいた。ありがとうございます。私家版でルヴェルを意欲的に訳されてきた中川氏の訳書。愉しみである。




しかし今日は暑かった。北海道も桜が咲いたという。函館公園、五稜郭の桜を見に行きたいな。高校時代、五稜郭公園でジンギスカンをしていて(よく言われるように北の民は平地があるとすぐジンギスカンをする)エドウィンの白いジージャンが燃えそうになったのを、時々思い出す。あの頃きみは若かった。なぜ白いジージャンなど着ていたのだ。まあ、しつこいようだが、それもまたよろしかろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿