ああ、もう今週が終わるじゃないの。来週末にはゴールデンウィーク。嬉しいような、気ぜわしいような。連休中はあちこちの編集部&印刷所が閉まるから、それまでになんとかひとつ、といった仕事が多くて、それをこなすのが大変であーる。
午前はまたコーヒー屋。原稿進めるが、なかなかうまくまとまらず。まあいい。継続することが大事で毎日三時間、粛々と書き進めよう。先は長い。ところで駅前のコーヒー屋、通ううちに常連の顔ぶれも分かってきて、中にはお行儀のよくないことだと思いつつも、「この人、どうやって食ってるんだろう?」ということを考えてしまうような人もいるのだった。
その代表格が毎朝やってきて、タブレット2台でゲームを何時間もしている長髪の男性。まるでコーヒー屋をわが家のように使い、昨日なんて「ブラインド下げますね」と店員さんのように他のお客に声かけしていたが、彼は何者なのだろう。富豪なのか、店長の息子だろうか。都会にはこうした謎の人が多い。
いや、他人のことは言えないだろう。私も「ホラー小説を常に持ち歩いている、平日からぶらぶらしている男」と見なされているだろうから。ちっちゃな頃から変人枠、である。昼過ぎに帰宅、たらこパスタを食べて午後はじっくり仕事。某下読みの作業を終える。あとは某雑誌のコラムゲラ戻し、仕事用の本読み。
今日届いた本は3冊。『怪と幽』vol.10は「呪術入門」で、今回もブックガイドにお邪魔しています。「呪い」を描いた本、ということになると範囲が広すぎるので、「呪術」に絞って紹介してみました。『怪と幽』も早いものでもう10号。全部並べてみるとなかなかカラフルであるな。ちなみに上の段に見えているのは『幽』と姉妹雑誌の『冥 Mei』でっす。
ネットで注文していた古本も2冊届く。まずは源氏鶏太『みだらな儀式』。源氏鶏太の怪談、文庫になっているものは比較的入手が楽なんだけど、単行本はあまり古本屋でも見ない気がしますね。『みだらな儀式』は表題作を大昔にアンソロジー(『現代怪談集成』)で読んで以来気になっていたので、やっと入手できて嬉しい。ちなみに“みだらな儀式”であらゆるネット古書店を検索しまくったら、おすすめ商品がなんだか妙な感じになってしまった。
先日読んだ田中文雄『死霊警官』が面白かったので80年代の大陸ノベルスをもう一冊。平龍生『死霊獣妖伝』、「書下ろし幻次元長編伝記小説」である。「幻次元」とは一体。それにしてもまあ、カバーのおっそろしいことよ。全日本こわい装画選手権があったら、余裕で決勝トーナメントまで勝ち進むのではないだろうか。
目が赤いのなんのって。
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