なんだか眠いなあ。そうだ、昨日はほぼ徹夜であったのだ。大手を振って二度寝。朝ご飯食べてから10時くらいまで。肌寒い日、怪談聞きながら二度寝するのは実にいい気分である。
その後、のろのろ起きて仕事再開。某競作集用の原稿、残りを仕上げる。なかなか文章のトーンが決まらず、形になるまで時間がかかった。お昼、自宅で焼いたパンにチーズ、ベーコン、舞茸を載せたのにスープ。デザートは神戸の観音屋チーズケーキ。ちょっとオーブンであぶって食べるタイプの洋菓子で、以前人からいただいて美味しかったもの。池袋に出店していたのを家族が買ってきたのである。主食もデザートもチーズ味。鼠人か。
午後、雨強くなる。台風一号接近中とか。どしゃ降りの日にきまって思い出すのは、子どもの七五三で起きた事件である。あれも冷たい雨の降る午後だった。混み合う神社でお参りしてもらい、さあ帰ろうとしたところ、ある家のお父さんが「お、おれの靴が、ない!」と騒ぎ出したのである。どこだか忘れたが高級ブランドの革靴で、あろうことか、めでたい七五三のお参りで盗まれてしまったのだった。いや、盗まれたのか取り違えられたのかは分からないが、結局その場では出てこず、でも「この近くに犯人がいる!」的な状況でもあり、ちょっとしたミステリーだったのである。翌日になって神社の社務所から「あのー、やっぱりお間違えじゃありませんよね」と再確認する電話がかかってきたので、やはり出てこなかったらしい。悲惨だなあ。あのお父さん、裸足で帰ったんだろうか。
午後、あちこちにメール返信した後、某月刊誌の編集作業。あとはこまこました原稿を夜のうちに進めないと。夕飯、鮭の焼いたのなど。雨が弱まったので近所のマーケットまでコーヒー買いに出る。
ところでこのところYouTubeでいろんな人の怪談を聞いていて思うのだが、現代の怪談実話において霊能者や徳の高い僧侶、山伏というのは説明役として便利で都合のいいキャラクターである。というか彼らがいないと怪談のストーリーが成立しないものが多く、ちょっとズルいのではないか、という気もするのだ。「そこで霊能者が語ることによると」ってやるとストーリーを転調できるし、見えない世界を言語化できるから便利なんだろうけどさあ、私はできれば霊能者の出てこない怪談を聞きたいよ。
恵比寿駅よりロシア語看板が撤去されたとのニュース。クレームに対応したものだというが、なんとも嘆かわしい。ロシア語やロシア文化に罪はないぞ。私のブログのタイトルはごらんのとおりロシア語表記。「怪老人日乗」を奥さまにロシア語訳してもらったもので、この先も変えるつもりはないです。
今日届いた本はなし。児童書の仕事をしているので、書庫からこんな本を引っ張り出してきた。偕成社の『少年少女世界の名作 幽霊屋敷』である。リットンやディケンズ、プーシキンやゴーゴリなど、怪異小説の名作を子ども向けにリライトしたもの。絵がこわいや!
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