2022年3月27日日曜日

怪老人日乗:3月27日(日)

暗い日曜日。日曜日のピュ。というわけでまたまた日曜の野郎が来てしまった。日曜が怖いのはその次が月曜日ってことですよね。つまりこの日の間にいろいろ辻褄を合わせないといけないので、せわしないったらないのであるが、心は楽しげな外界に反応して「休め、休め」と命じてくるから総じてチグハグな感じになるのだった。

午前からあれこれ並行して進める。月内に大きな〆切2ツ、さらにスケールの大きな仕事が1ツ(これは月内〆切というわけではない)、細かなものがふたつみっつ、来月頭の取材の人選&アポ取りもしないといけないし、月刊誌の校了作業と入稿作業がGWの影響でバッティングするしで、どうもこうもない感じの年度末である。

はっと気づけばお昼になっている。お昼、しらす丼とお味噌汁。午後から電車に乗って都会へ。飯田橋K社にて某誌編集作業進める。地下鉄駅をあがったら日曜というのに人出がある。お花見客であろう。見るとサクラテラスの前の桜、そろそろ満開。こんな天気の日に仕事とは……と思うものの上記のような事情で仕方なし。昔はもちっと暇があったんですけどねー。

人気のない薄暗い編集部で18時まで作業。北野誠のラジオ(もちろん怪談もの)をYouTubeで聴きながら単純作業をせっせとこなす。今カードキーなくして閉め出されたら恐怖だよなあ、誰もいないもんなあ、と最近観た『地獄の警備員』みたいなことを想像した。19時すぎに帰宅してお夕飯。明日から家族帰省でしばらく一人暮らしなり。

食卓で見世物小屋の話題になり、ってなんでそんな話になったんだっけ。お花見の話からそうなったのか。ともあれ蛇娘や犬娘、鼻の穴に鎖を通す人、なわとびをする仔犬、トランクに入った大蛇の話なんかを幼少期の記憶をもとに話す。

印象に残っているのは弘前城公園の花見で入った見世物小屋。後日、ステージで目にした蛇女(といっても乾物みたいな蛇を噛みちぎるだけだったが)がテレビに出ていて、あ、有名な人だったんだ、と驚いたことを覚えている。書庫の『オール見世物』引っ張り出してきて、子供に見せた。この写真集、見世物小屋のペーパークラフトが付録でついているが、もったいなくてまだ作っていない。



仕事部屋にひっこんで急ぎの原稿。昨日ブログのアクセスカウンターについてツイッターに書いたら一時的に閲覧者が増えた。反応してくださった皆さん、ありがとうございます。古池や蛙飛びこむブルータル・デビル・プロジェクト。


0 件のコメント:

コメントを投稿