2022年3月26日土曜日

怪老人日乗:3月26日(土)

7時過ぎに起床。朝ご飯は家で焼いたパン、ハムエッグ、野菜など。子供を少年野球のグラウンドまで送る。同じような格好した子が、朝の町内を歩いている。気づかなかったが結構いるものだ。

私はこれまでスポーツ全般に漠然とした拒否感を持っていて、野球に無知であることを誇ってすらいたのだが、それはそれでかたくなであったなあと反省。子供が野球を始めなければ、一生アンチ運動派のままであったことでしょう。

午前中部屋で作業。「ホラーワールド渉猟」3月の怪奇幻想時評が公開された。


今月のテーマはアンソロジー。最近はアンソロジーがジャンル問わずバンバン出ていて、もちろんホラー系もよきものがたくさん出ている。その中でも企画性がキラリと光る4冊を挙げてみました。記事にもちょっと書いたがアンソロジーにはいろんな技巧があり、そこに目を凝らすとより面白いんではないでしょうか、という風に思うわけです。『開化の殺人』は厳密にはアンソロジーじゃないと思うが(競作企画からの抜粋)、滝田樗陰と北村薫のコラボが面白かったからあげたわけ。

昼から奥さまと連れだって大きなマーケットへ出かける。子供の頃、自動車で親に連れていかれた感じの、郊外型の大きなマーケットである。夕飯用に牛肉などたくさん買ってドキドキした。いまだに自分がフリーターの延長という意識が強いので、たまに大人っぽいこと(ホテルに泊まるとか、白物家電を買うとか)をすると「大丈夫か?生活破綻しないのか?」と猛烈に不安になるのであった。

奥さまはそのまま野球の大会の応援。強風でボールが乱れまくり、フォアボール連発で勝てたらしい。私は帰宅して仕事進める。今月中にあと4つか5つ。無理かもしれんね。あたたかいのに曇っていて、強風が吹き付け、たまにざっと降る。妙ちきりんな空模様だが、春らしいといえば春らしい。お夕飯、大量のお肉を焼いて食べる。子供の一年間の慰労会。マシュマロも焼く。

昨日「届いた本なし」と書いたが誤りであった。2冊が届いている。うち1冊は出版社からいただいた本で後戸谷隆『お化けのそばづえ』(ドワンゴ)。祟りを描いたオカルトホラーのようで参考文献には、石塚尊俊『日本の憑きもの』、小松和彦『憑霊信仰論』などがあがっている。本作が小説デビュー作だが別ジャンルですでに実績ある著者のようだ。ご恵贈ありがとうございます。もう1冊は取材で使用する画集。




本日はリアル書店で3冊買い、注文していた古本4冊も届く。古本は平谷美樹『ヴァンパイア 深紅の鏡像』など。昔図書館で読んだきりだが、平谷ホラーをあれこれ再読したくなって購入。写真を撮ったら北欧インテリア風の色味になった。しかし内容は血みどろ&バイオレンス!夜には解説用の本が届いたので今日増えた本は8冊。




今朝ブログの設定を見ていて、自分のアクセスも訪問者にカウントする設定になっていることに気がついた。つまり記事を加筆修正してリロードするごとに、カウンターがひとつ回るのである。これまで何度か「このブログを毎日読んでくれる人は4、5人」と書いてきたのだが、とんだ勘違い野郎だったかもしれない。自分しか読者はいなかったのかも……と気づいたら、ゾッとした。ドシェー。

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