2018年5月20日日曜日

怪老人日乗:5月18日(金) 『粘膜探偵』解説!

晴れのち曇り。気温は30℃近い。
仕事してたらあっという間に週末。水と木の間にもう1日くらい謎曜日があってくれてもいいのだが。


14時から飯田橋K社にて某ミステリー作家さんにインタビュー取材。今月は遠方含め取材多かったが、おそらくこれで打ち止め(と思ったら、急遽メールインタビューが飛びこんできた)。滞りなく済んで16時散会。自由業特権を行使して、まだ空の明るいうちに都心を離脱。国分寺駅まで帰還し、改装中の紀伊國屋書店で新刊チェックした後、コーヒー屋で仕事夜まで。


本日の怪人物。
スーパーで男が青汁(らしきもの)のなみなみ入った水筒を持って歩いている。ふたが緩いのか、青汁がぼたぼた床にこぼれる。そんなこと気にせず、男は歩く。あちこちに緑色の水たまりができる。男のTシャツには「人生は縁、すべての出会いに感謝!」みたいなモットーが書かれているが、あいつと縁ができたら青汁をかけられそうでイヤだな。


本日の仕事紹介。
飴村行さんの「粘膜」シリーズ6年ぶりの新作、『粘膜探偵』(角川ホラー文庫)が届いた。発売日は来週25日だが、巻末解説を書いた関係で、一足お先に送っていただいたのである。今回もすごい。
混沌!酸鼻!妖美!幻影!飴村行初の探偵小説にして、暗黒のゴシックホラーに仕上がっているのだ。たとえるなら『秘密の花園』meets香山滋。偽史的妄想と幻想博物誌が絡み合い、ブルドーザーのような勢いで爛れた結末へと突き進む!医学者に老婆に爬虫人。恐怖の幻覚剤「髑髏」も再登場。今回も話題をさらうこと必至であろう。
先日は解説とはまた別件で、飴村行さんに新作についてお話をうかがってきました。こちらも近々詳細をお伝えできると思いますので、お楽しみに。ソクソク!




『小説野性時代』6月号(KADOKAWA)も届く。
今野敏さんの作家生活40周年記念企画、「担当編集者特別座談会」の取材・構成を担当した。長年今野さんと作品を生みだしてきた古強者4人の座談会、なかなか聞くことができない裏話満載で、聞き手としてもたいへん興味深かった。今野ファンは必読です。





0 件のコメント:

コメントを投稿