2017年11月26日日曜日

怪老人日乗:11月25日(土)


快晴。
朝食とって仕事。本棚を漁り、必要な本を発掘する。一箇所にまとめてある角川ホラー文庫をすべてチェックするが、持ってるはずの本どうしても見つからず。困ったなあ。
午後はバイクで図書館はしご。仕事絡みの本と一緒に、『世界こわい話ふしぎな話傑作選 アメリカ編 血を呼ぶ絵』を借りる。ラヴクラフト「家の中の絵」のリライトなどが収録された偕成社のホラー児童書。このシリーズは子どもの頃に読みたかった。


17時半の閉館後、急ぎ必要な本を探して新刊書店と古本屋。人これを泥縄と呼ぶ。国分寺駅南口にある「ブックセンターいとう」。一見よくある大型古書店なのだが、ちゃんと古い絶版書を扱っているのがいい。デ・ラ・メア『死者の誘い』、モダンホラーセレクション『スニーカー』など創元、ハヤカワ関係点在。持っていない人は急げ。奢灞都館『バイロス画集』なんてものまで売ってたよ。お値段据え置き1000円。しかし肝心の探している本はなし。むむむ。


帰宅して夕飯。 忙中閑あり、DVDで山本薩夫監督の『白い巨塔』見る。先日若尾文子主演の『女系家族』を見て、田宮二郎演じる日本舞踊の若師匠のなんともいえずイヤらしい(褒めてます)雰囲気に惹きつけられ、こちらも見てみたわけ。ちなみにどちらの作品も山崎豊子の原作は未読、近年のリメイク版も見ておらず、今回初めてストーリーを知ったのであった。最近大映の映画ばかり見ている。日本医学会の内幕に触れどんよりした気分になった後、仕事をする。


写真はホラー文庫棚。分かりにくいが前列・中列・後列と三段構えになっており、奥にゆくほど時代が古くなる。つまり河野多恵子『妖術記』とか、赤江瀑『夜叉の舌』、筒井康隆『鍵』といった角川ホラー文庫最初期の作品が埋まっているわけ。
 



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