もう1冊、必要になりそうな本があり検索機で調べると、「南分室」にあるという。カウンターの人に尋ねてみると、これがえらく遠い。バイクで国立市をひたすら南下、矢川駅も越え、中央道の下をくぐって(ローカルな話題ですねえ)南市民プラザなる施設まで。いざ行ってみるといかにも「分室」という感じの静かな、ガランとした、蔵書数もそれほど多くない、西日のしみじみ差すような図書室で、靴を脱いで子どもが絵本を読めるようになっている。なんだか中学生の頃に通っていた地元の図書館分室を思い出し、こういうところで矢追純一の本を借りたなあ……とノスタルジックないい気分になったのであった。いい気分といえば一橋大学では大学祭をやっており、構内の賑やかな様相が運転していても見て取れて、これまた楽しげでいい案配なのであった。
夕方帰宅。妻が外出するというので子どもと遊ぶ。日が暮れた道を散歩。「じえーたい」の本が読みたいというので最寄りの図書館に連れてゆくが、働く車の本はたくさんあっても、どうもそういう本はないのであった。すっかり暗い公園で蜜柑をむいて食べさせる。風呂に入って食事とっていたら妻帰宅。近所の親しい花屋でクリスマスのリースを作ってきたのである。それを玄関のドアの内側に飾る。でかくて鹿の頭でも掛けているようだ。
小池真理子さんの新刊『異形のものたち』(KADOKAWA)を送ってもらう。素敵なカバーデザインだ。もちろん内容も素晴らしい。先日小池さんにはこの本について取材させていただいた。その記事が載った『本の旅人』もぼちぼち届くであろう。
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