どうやら集中力を母親の胎内に忘れてきてしまったらしく、家ではまったく仕事ができない体質である。
そこで一日中、チェーンのコーヒー屋やファミリーレストランを転々として、仕事関連のゲラを読んだり、原稿を書いたりという暮らしを送っているのであるが、昨日某駅ちかくのカフェ・べローチェに立ち寄って、思わずあッと声をあげてしまった。
お姐さんからホットコーヒーの載ったトレイを受け取り、ふと脇に目をやると「怖い話」という文字が目に飛び込んできたのである。黒い小さなチラシであった。
(なにかの催し物かな……)そう思って何気なく手を伸ばして、愕いた。
うわあー!
ベローチェで怖い話フェアをやってるー!
(怖い話で涼みませうという主旨のチラシ)
チラシによれば、7月17日(月)から8月31日(木)まで、店内で配布の「怪談札」に記載されたQRコードにアクセスすると、怪談語りを視聴できるというサービスを実施中らしい。
登場するのは稲川淳二座長を筆頭に、山口綾子、怪談社(上間月貴、糸柳寿昭)、ファンキー中村という結構本気な面子。
コーヒー屋で怪談。Macブックでもビジネス書でもなく怪談。これは新しい。
コーヒーを飲みながら稲川師の怪談が聞けるのは最高だし(これぞ日本の夏)、面識ある怪談社のお2人が絡んでいるのも嬉しいではないか。
いったい全体どんな経緯から生まれた企画かは知らないが、これを実現したベローチェは偉大である。
もともと飾らない雰囲気で好もしいコーヒーチェーン(喫茶店形式のシャノアールも好き)。ますます応援したくなりました。
昨日ゲットした怪談札は稲川淳二さんの「劇場の恐怖」。
残るはあと4枚。毎週通って手に入れようと思ってます。
(幣髏御魑廻でベローチェはちと苦しい)
ところで、これって界隈では有名な話なのだろうか。
わたしはツイッターの類をほとんど見ないので、どうしても世事に疎くなりがちなのであるが(知っていたら1週目から通っていただろう)、まあやっていないものはしょうがないよね。
おもしろげな情報があったらぜひお電話かメール、電報かESPでお知らせください。
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