噂によると。
世間はどうやら暑いらしい。
五重塔がタールのようにどろどろ溶け出してしまうほどに、日本全国暑いらしいのだ。
どうしたらいいのか。打つ手はないのか。
ある。
怪談を読めばいいのだ。怖い話を読んで、ゾーーーーッとすればいいのだ。恐怖によって背筋を冷却せしめればいいのである。
それしかない。
他に手はない。
というわけで。
『ダ・ヴィンチ』9月号(メディアファクトリー)が絶賛発売中である。
第一特集は「稲川淳二が贈る真夏の怖い話」。
小学生からおじいちゃんおばあちゃんまで惹きつけてやまない、怪談語りのカリスマ・稲川淳二師を大フィーチャーした特集である。
ありがたいことに、こちらの特集、メインライターとしてお仕事させていただいた。
「インタビュー 稲川淳二ができるまで」
「稲川淳二新作怪談 語り下ろし 『後ろの女』」
「突撃リポート!稲川怪談の舞台」
「大谷ノブ彦(ダイノジ)インタビュー」
を執筆しているので、ご覧いただけると幸いでありんす。「突撃リポート!」はホラー作家の黒史郎さんらと、青木ヶ原樹海に出かけたときのルポルタージュである。半ばお笑いのようなものだが、霊感ゼロなのでいたしかたない。
ほかにも、安曇潤平さん、工藤美代子さん、黒史郎さんによる(証拠写真つきの!)新作怪談実話、今井大輔さんによる心霊スポット探訪漫画、稲川さんの秘蔵心霊写真コーナーなど、夏にぴったりのハイパー盛りだくさんな特集である。
でもなあ、怪談って怖いからなあ、いやだよなあ、やっぱ怖いし、と思っている方は騙されたと思って、稲川さんのロングインタビューを読んでみてください。優しいまなざしに、男泣き必至ですよ。
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