2026年1月16日金曜日

怪老人日乗:1月16日(金)

キーン、というわけで金曜日が剛速球でやってきた。おそろしいことである。あの冷たいものを飲んだときのキーンと奥歯に沁みる感じというのは、間違えてガムの銀紙を食べたときの感じ、貝を食べたときに砂が入っていたときの感じと並ぶ、「日本三大名勝」と言われている。誰が言ったのかといえば仏像である。お地蔵である。かさこ地蔵というのは「かさこ」という名前なのだそうだ。

ええとですね、それからだ。今日は何をしていたか。まず昨日からやっている作業の続きで、本来であれば昨日のうちに終わっている作業だったのだが、各所にお手紙を書いて献本の準備である。『日本ホラー小説史』ではいろんな方にお話をうかがったり、助けていただいたりしたので、そういう方々にメッセージを書いて本を郵送するのだが、そのためのあれこれ。私が京極夏彦さんなら21分くらいで終わる作業なのだが、京極さんではないので事務処理が遅く、住所を書くだけでぜーぜーいってしまい、210分くらいかかった。

でレターパックよりもさらに小さいスマートレターに本を封入して、各所にお送りする。6冊送り、明日2冊手渡しするので、それでもう手持ちはなくなった。あとは追加で届くのを待つのみ。著者というのは本を少しだけ割引で買えるので(契約書にちゃんとそう定めてある)自腹で購入してさらに送るのである。追加で届いたらまた各所に送る予定です。大学の恩師とか。大学時代は私はまるっきり勉強しない阿呆人であったが、恩師に本を送ることができて、「阿呆人卒業」と思われるか「阿呆に磨きがかかった、立派だ」と思われるか、「怪奇宇宙原人」と思われるか、それは誰にも分からない。

ええとですね、あとは諸方面にメールの返信。外で取材用の本読み。原稿の続き。あちこちから新規のお仕事ご依頼をいただくが、1月2月は半休暇中だから基本ご辞退している。すみません。こんなに休むと当然お金がなくなるので3月からまた働かないといけない。惜しいような気もするが、しかし惜しいという気持ちで昨年は休みがゼロになったので、思い切って断る勇気も必要なのであった。気分で受けたり、断ったりというのはよろしくないので(それをやると基本全部引き受けちゃうので)ルールを決めるというのは大事ですね。大事マンシスターズ。

それからだ、最近は腕立て伏せをやっている。もともとは菊地秀行氏がブログでやっているのを真似してみたのだが、最初は10回やるのもやっとという感じで、体力落ちたなあと愕然としたものだが、今では30回を何セットかできるようになった、いや、それはちょっとサバを読んだな、かっこつけましたけど、でも24回くらいまでならスムーズにできますね、ふるふる震えて30回まで。それを暇なときにちょいちょいくり返しているから、少しずつ筋力が戻ってきたのではないかと思う。

わたしは運動をするのが嫌いで、走るとか、そういうのがムーというくらいムーなのだが、腕立て伏せはせっかちな私にもできていいみたい。生首が転がっていてもいいじゃない、ウーバーイーツでいいじゃない、という感じである。ころころころころころ……。




ああ、そうそう。大事なことを書き忘れていた。『日本ホラー小説史』(平凡社新書)そろそろ書店に並び始めているようです。Xを見るともう購入してくださった方もいて、ありがたい限りであります。結構な部数を刷っているので、売れないと山が傾きますよ。よろしゅうに。また動画でも撮ろうかねえ。

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