2025年12月15日月曜日

怪老人日乗:12月15日(月)

「増刷したのね」と実家の母から連絡があった。「どこで知ったの?」と尋ねるとインスタだという。うーんむ、昭和20年代生まれの世代がインスタをやる時代か。近未来シティだなーと感慨深く思ったのであった。まあもともとインスタは告知メインで、あまり個人的なことは書いていないけど、それでも母のみならず「お花の友だち」など謎のマダムたちが数名私をフォローしているらしい。めったなことは書けないですねえ。

もともとXも告知専用だったのだが、そのうちどんどん素の阿呆な部分が出てきて、今はわけの分からないアカウントになっている。このブログにしてもそうで、最初は結構ちゃんと「いわゆるブログ」をやろうとしていた節がある、つまり読者にとって有益であったり、なるほどという発見があったり、ためになったり、そういうスマートな運用を心がけていたのであるが、次第にどうでもよくなり、怪老人シリーズが始まって以来、もうめちゃらくちゃらなブログになり果てた。そう、日記を書くときわざわざ「怪老人日乗」とタイトルを付けているのは、その頃の名残なんですね。昔は本のレビューその他がメインコンテンツで、日記はあくまでサブという扱いだったのだ。

そんな歴史を思い出したところで歩いていたら落とし穴に落ちた。大変なことだ。膝から下がどうもぬるぬるする。何か大きなみみずのようなものが絡みついているらしい。大変なことだ。そのまま歩き出してみたらうまい具合に歩けたので、穴と一緒に移動したら、わたしの一生は穴とともにあることになって、就職結婚出産などがすべて黒いみみずの詰まった穴とともにあったので、最後の瞬間にその穴がつるっと外れたと思ったら、とっくに私の脚は腐り果てており、脚があると思っていたところに生えていたのは大根であった。南無阿弥陀仏。

ええとですね、こういう日記をどういう風に書いているのか気になる人もいると思うが、大抵は何も考えずにキーを叩くとこうなりますね。だから手癖のようなものである。文章書きをするにあたって手癖というのはあまり誉められたことではなく、呻吟苦吟、あっと驚くほど毛が抜けるくらいがんばらないといけない風であるが、このブログに関しては完全につるりつるりと風のように書いております。

さて日記っぽいことを書くのであるが、昨日は本を読んでいた。リーディングトラッカーを作ったというのは昨日書いたけれども、割と集中できた気がする。それで1冊半本を読んだ。やっぱりねえ、本がたくさんあって、あれも読みたいこれも読みたいになるじゃないですか、そうすると20ページくらい読んだところで意識が一旦離れたりするんだけど、まあこれは職業病みたいなものかもしれない、それがリーディングトラッカーを使うととりあえず目の前の本に意識が集中されるので、いい感じに気分散漫にならずに読める気がするのだ。あくまで気がするだけかもしれないが。

さて書評を2つ書いてインタビュー記事を書いて復刊のための推薦コメントを書いてアンソロジーの目次を3冊分作って某月刊誌を校了してベストホラー2025開始の告知を打つ(できたら動画も作る)、というのが今週の予定で、来週は年末時評を1本書いてムックのための評論を1本書いて、それで仕事納めである。まあこんなもんでしょう。1月になったら仕事がぐっと減るはずなので、のんびり映画を観たり『のらくろ』を読んだりして過ごしたい。のらくろはねえ、犬っぽいよねえ。

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