たまに思い立ってこのブログを開けてみると……「おお、更新されてる!」となるじゃないですか。そんな喜びをですね、あの世からお届けしたい。そう思いまして、今日も不定期更新にこだわっております。こんばんは、水野晴郎です。
さて今日はなんだか仕事が捗らない。午前4時くらいに起きて、本を読んで書評を書いてということをしているのだが、昼前くらいで頭も手もピタリと動かなくなってしまった。疲労である。若い頃はいくらでも座っていられたし、書いたり読んだりもできたのだが、今はある程度時間が経つと「わしゃもうアカン、ここで休憩さしてもらいます」と峠を旅する浪速の商人みたいな人格が現れて、押しても引いても駄目なのである。
そんな時は休むのがいいでしょうが、〆切もあるしねえ、とだらだら机に向かっていますが捗らないので日記を付けています。暑いんだよな、今日。このところ寒いほどだったのだが、急にまた暑くなり、どうしてくれるんだい、という感じであります。
さてXにもちょっと書いたのですが、京都の丸善本店が私の名をあげて『やっぱり好き!京極夏彦サーガ』(宝島社)を紹介してくれていまして、私は京都に住んでいた時代、丸善にもよく行きましたので、なんだか感慨深いものがありました。
新刊書店では丸善、ジュンク堂、ブックファースト、ブックス談が比較的近い距離にあり、どこも盛り場だったのではしごして本を見ていました。この中ではブックス談に一番思い出があって、それなりに狭くてコンパクトで見やすかったのと、幻想文学専門の棚があって、国書刊行会の本とかたくさん並んでいたんですね。それを見て「これをそのまま移植すればいいんだな」と思って、あれこれ買いました。三一書房版『夢野久作全集』も全部ブックス談で買っているはず。
古本はというとこれもXに書きましたけど、コミックショックというチェーンの古本屋が市の全域にあって、それを自転車でめぐるのが好き、というかほぼ唯一の趣味だったような。ブックオフも三条駅に大きなのがあり、七条堀川にもありましたが、コミックショックが好きだったなあ。あと京田辺市の駅前(新田辺駅)にコミックQというですね、似たような名前の大きな古本屋がありまして、ここでもよく買い物をしましたね。『ウロボロスの偽書』とか『ヴァリス』とかここで買いました。
一乗寺には恵文社という有名なセレクト書店がありまして、実際素敵なのですが、その近くに萩書房という怪奇幻想がやたら充実している店があり、むしろそっちに行くのが楽しみで、たまに叡電に乗って一乗寺に行っていました。一乗寺にはショップ99があったけど、今はないだろな……。ただ一乗寺はどっちかっていうと京大生のテリトリーという感じがあり、そんなにしょっちゅうは行かなかったですね。
そんなわけで思い出話をしているうちに日が暮れて、暑いわ、エアコンつけよ。もうすぐ10月だけど。
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