わたしは子どもの頃はずいぶん体が弱く、すぐあちこち痛くなったりしたものだが、大人になった今はすっかり健康優良児でして、体力こそないものの、あまり具合が悪くなるということはない。ピカピカおてんとさまの下で踊る、田圃のたぬきのようなやつなのだ。ゴシックのゴの字もない。吸血鬼のキュの字もない。
しかしである。今日は夜仕事から戻ってきたら頭が痛いではないか。心臓も少しドキドキ、ひょっとして……これは……ともったいぶることもないのだが、多分あれです、カフェイン切れ。私はコーヒーを水のように飲むので、おそらく長時間飲まないと離脱症状みたいのが起きてしまうのだろう。とはいえ、これまでこんなことはなかったし(丸一日飲まないこともある)今朝だって大きなカップで2杯飲んでから出かけたから、どういうことだろうか。
わたしは江戸川コナンの生まれ変わりだから推理する。推理した結果、ですね、大抵こういう時はコーヒー豆に原因があるんだよね。豆はいつも買っているものだけど、ひょっとしたらブレンドの配合が変わったのかもしれない。それによっていつもよりなんかこう、心臓がドキドキしやすいコーヒーになってしまったのかなと。
ほんとにコーヒー豆って合うあわないがありまして、あまり飲まない人は分からないでしょうし、他に書いている人もいないようですが、やたら心臓や胃にこたえる豆もあれば、まったく影響のない豆もある。よくコーヒーは胃が痛くなるから飲めない、という人がいるけれども、あれは合わない豆を飲んでいるんじゃないかなーという気がしますです。コーヒー党のわたしでも、たまにまったく飲めない豆があるからね。
でですね、今でかいカップで飲んで少しは落ち着いているんだけど、どうなのかなあ。このコーヒー豆自体が原因なんだったら、飲んでもよくはならないのか。
さて日記だ。数日原稿締め切りもなく、平和な日々であった。書き下ろしを少しだけ進め、あとはコマコマとした仕事を。明日は打ち合わせ、午後は某誌の校了、明後日は朝イチで原稿締め切りだからその準備もしないといけないし、合間にインタビューのアポ取りもして、アンソロジー解説の準備もして、書籍の目次案も作ってという感じで、まあ結構列挙すると大変っぽいなあ。
また『まんが道』を読んでいる。一日1冊ずつお風呂で読み返していて、昨日は例のいちばん怖い巻だった。怖いといっても心霊が出るわけではなく、主人公の二人組(モデルは藤子不二雄)がたくさん仕事を受けてしまい、それが帰省と重なって、原稿がうまく進まず、軒並み原稿を落としてしまう……編集者から殺されそうなくらい怒られる……という話なのだ。アンソロジー『〆切本』にも収録されたから、その筋では有名なエピソードなのだが、それを読むたび「欲張って仕事を受けすぎてはいかん」「早め早めに上げねばならん」と思い直すのであるが、まあそんなことは忘れてめいっぱい仕事を受けてしまうのでした。ドーン。
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