2018年1月14日日曜日

怪老人日乗:1月13日(土)

快晴。
布団のなかで息子に怖い話をするのが、毎朝の仕事である。今日話したのは「留守番をしていたヨシコさんという女の子がテレビを見ていて、砂嵐のチャンネルに合わせたら彼女の名を呼ぶ声が聞こえた。他のチャンネルにしても、電源を切っても砂嵐と声は消えない。ついに画面から白い手が伸びてきて、ヨシコさんはテレビの世界に引っ張り込まれてしまった」という、『ポルターガイスト』&劇場版『リング』&『ねないこだれだ』みたいな話。こういう話は3歳児が聞いても怖いらしい。子どもでも分かる怖さと、伝わりにくい怖さとがあるみたいで、やっててタノシイです。


午前中、久しぶりにお鷹の道のあたりを散歩。京都の哲学の道をぐっとコンパクトにしたような、静かな自然遊歩道である。小川には蛍のエサになるカワニナが棲息している。豪農の家で蜜柑を一袋買って帰る。
午後は国分寺で仕事。七七舎で値付け&取り置きをお願いしてあった『ホラーマガジン』。今日行って聞いてみると、驚くほど安い。その6、7倍だろうと思っていたのだが……七七舎、偉い。




このところ仕事の合間に読んでいるのが、『Jホラー、怖さの秘密』(メディアミックス)というムック。鶴田、小中、中田、高橋、黒沢、一瀬、清水といったJホラーブームの立役者・キーパーソンをはじめとして、安里、松木、大畑、内藤といった第二世代、第三世代のクリエイターまでをカバーした大量のインタビュー記事は読み応えあり。ツボを押さえた作品レビューも役に立つ。無署名だけど誰が書いているんだろう。
この本、2104年に出たものだが、今hontoでアウトレット本扱いになっていて、600円ちょっとで買えるんですよ。Jホラー映画好きにはおすすめです。



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