2017年1月21日土曜日

吐きだめの悪魔


タイトルは意味なし。


さてさて。
使用しているノートパソコンのキートップがまたまた外れてしまった。
いや。ただ外れただけではない。本体側の金具の部分が折れてしまったので、付けようにも付けられない。
この不穏で怪奇なブログをご愛読いたいだいている皆さんには、すでにおなじみの話題かと思うが、よく外れるんですよ、うちのキートップは。


最初はプロの物書き業だからかなあ、えへへ、なんてわけの分からない自己愛に浸っていたが、3度4度と続くうちに、段々いやになってきた。
わたしは不器用なので、キートップが外れても絶対自分でははめないようにしている。
そーっとそのままにしておいて、すぐに秋葉原の東芝PCサポートセンターに持ちこんで取り付けてもらうのだ。これが結構面倒である。


しかも。
運悪く本体側のツメが折れてしまうと、もうキーボードを全交換するしか手がないという。
これが結構高いんですよ。1万5000円以上するの。それを3回やりましたからね。


で。
あんまり続くので、構造的に問題があるんじゃないかと疑ったこともあったのです。
具体名をあげてしまうが、東芝ダイナブックR734というノートパソコンのキーボードは脆いんではないかと。で、目を皿のようにして検索をかけてみましたが、そうした口コミや苦情は一件も見つけられなかったのである。自分だけがUFОを目撃して、翌日の新聞には何も載っていなかった的な。
東芝のサポートセンターの方々も、「どうしてこう続くんでしょうねえ」と首をかしげている。


と、なると、あれだ。
私の打鍵圧が人並み外れて強い、ということである。
まるでゴリラのようで認めたくなかったのだが、そうとしか考えられない。
ここ数か月はそーっと、まるで赤子のお腹でも撫でまわすかのようにキーを打っていたのである。テープ起こしの作業効率なんかは若干落ちたが、それでもキーボード交換になるよりもずっとまし。


という思いでやってきたのに。
ついに数日前、「あ」のキーが取れてしまったのである。


うーん。困った。
ほぼ素浪人に近いライターとはいえ、いまは若干仕事が詰まっている。
しばらくの間、「あ」のキートップは外した状態で仕事をしていたが、やっぱり日本語、ア行の音が多いんですよね。
ここ数日、原稿が届かずじりじりしていた編集さんがいたとしたら、「あ」のキーが取れたせいである。わたしは筒井康隆のような天才ではないので、ア行なしで文章を綴ることはできなかった。ごめんなさい。


どうするか。また秋葉原まで持っていって、キーボードを全交換してもらうのか。
しかし、ここ数か月細心の注意を払っても、損壊を防げなかったのだ。4度あることは5度あるだろう。おそらくそうに違いない。


パソコンを買い替えるという選択肢もあろうけれども、キーボード以外いまのパソコンに不満はない。「外部電源なしで長時間使えるやつ」という希望によく応えてくれている。商売道具としての愛着めいたものもある。


で。
結局、外付けのキーボードを買いました。


おそらくこういうのはデスクトップパソコンとかタブレット用に販売されているのだろうが、ノートでも問題なく使えている。なにより、赤子を撫でまわすようにキーを打たなくてよくなったのが、実に快適。「おれを誰だと思っているんだ!」と叫びながらキーを叩いても、これならもう心配ない。





問題があるとすれば、机のうえにキーボードが2ツ並んでいて、場所を取るということくらいか。
しかし。
映画『裸のランチ』の虫型タイプライタのような光景、個人的には嫌いではない。むしろ気持ちが悪くて好きだ。
というわけで。ブログもまた更新できるのではないか、と思っているわけなのだ。



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