「夏のホラー部」スタート！

ダ・ヴィンチニュース上にて、わたしが聞き手をつとめる連続インタビュー企画「夏のホラー部」が始まりました。

すでに第１回分は公開済みで、インタビューイは黒史郎さん。
（記事はこちら→http://ddnavi.com/news/252394/）


黒さんにはこれまでも何度か、新刊発売のタイミングでインタビューさせてもらっていますが、今回はあらためてホラーとの出会いや作家デビュー前後のこと、最近の怪奇体験までいろいろとうかがっています。

こういう連続インタビューをやりたい、という思いは実は結構前からありました。

念頭にあったのは、東雅夫氏の名インタビュー集『ホラーを書く！』と『ホラー・ジャパネスクを語る』の２冊です。
各編が読み応えのあるインタビューでありながら、通して読むと、９０年代末の国産ホラー状況が俯瞰できるブックガイド＆評論集にもなっているというあの構成。あれの２１世紀版がそろそろホラー界には必要ではないか、そもそも今世紀になって以来、国産ホラーのガイドや批評本って、ほとんど出ていないじゃないか、とずっと感じていたわけです（正確には『ホラー・ジャパネスクを語る』は２００３年刊行だけど）。
 
で、誰もやらないなら、わたしがやるまでだ！　……なんていう見上げた根性はまったく持ち合わせておらず、「誰かやってくれなかなあ」と人任せにするばかりなのですが、それでもこの８回のインタビュー企画を通して、ゼロ年代～１０年代のホラー状況がちょっとでもつかまえやすくなれば、などと思っています。

今後のラインナップは、なんとなく決まっている部分もあり、まだまだ未定のところもあり。
誰にオファーを出そうかと考えている時間が、いまとても楽しいです。



告知ついでにお願いを。

ウェブ媒体はその記事がどれだけの回数読まれたのか、ほぼリアルタイムで分かるようになっています（編集部に）。ある意味、「少年ジャンプ」のアンケートなみのシビアさがそこにはあって、時間をおいていつでもページをめくれる活字媒体とは、かなり事情が異なります。

ここで「夏のホラー部」のＰＶ数がどーんと跳ねれば、ひょっとして「冬のホラー部」も開けるかもしれないし、２か月の連載期間が３か月になるかもしれません。
（少ないから２か月が１か月に、なんてことはないと思いますが……）

というわけで、ホラー好きのみなさんはぜひ、クリック＆拡散をよろしくお願いいたします。

 わしゃあ、ツイッターをやってないから、ここで書くしかないのよ。
そろそろ始めるべきなのかしら。