2015年7月25日土曜日

ホはホラー文庫のホ



作家ディーン・クーンツは名著『ベストセラー小説の書き方』において、「仕事で成功したければ、デスクまわりをいつも整頓しておきたまえ」と、チャールズ・ブロンソンのような口調で述べている。
物書きというのは専門職である。デスクまわりが乱雑で、どうしてまともな仕事ができようか。


一方、わがデスクまわりは年がら年中ぐじゃぐじゃだ。


そもそも上記クーンツの本だって、あるべき場所に見当たらず(なぜかカバーだけがミカンの皮のように出てきたよ!)、結局うろおぼえの引用をしている始末なのだ。
はっはっは、と乾いた笑いなのだ。


これじゃあかん、と思い立ち、まずは仕事でもっとも使用頻度の高い角川ホラー文庫から整理を始めることにした。
現在、部屋のあちこちに分散しているので、使いにくさはMAD MAX。探している本が見つからず、結局もう一回買う、なんてことは今後避けたい。


で。
整理にあたって、まずはリビングの床一面に並べてみた。







あ、意外にカラフル。
ちょっと見、ぎらぎらした色づかいが、生賴範義のポスターアートみたいだぜ!
ちなみに、このブログをご覧の方はそろそろお気づきかも知れないが、わたしは本を床に並べるのが好きみたいです→参考




せっかくなので、角川ホラー文庫のカバーの変遷をお見せしよう。
まずは初期によくあった海外もの。





レーベル創刊当初には文豪ものも多かった。って、『水妖記』が2冊あるのはなぜ……!?






無機的なCG主体だったカバーが少しずつ変化して。






21世紀にはこうなった!
 





と、いうわけで、無事作家別、年代別に整理することができたのだ。
が、ここにきて未だ行方不明の本があることが発覚。
大好きな遠藤徹の『戦争大臣』、なぜか1巻だけが抜けている。他にも買った記憶があるのに、今回の整理で見かけなかった本がちらほら。


どこにあるのかもはや見当も付きません。
助けて、クーンツ。



ここで一句。
「アクションのない小説など、ガーリック抜きのピザのようなものだ」 
                       ――ディーン・クーンツ(うろおぼえ)



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