2015年3月24日火曜日

【怪老人日乗】 三月某日



KADOKAWA編集部より献本が2冊届いたので、ご紹介しておこう。


まずは、東雅夫編『怪獣文藝の逆襲』
カバーを手がけたのは『GODZILLA』にも参加しているという、気鋭のコンセプト・アーティスト田島光二。かっこいいねえ。




この本については『本の旅人』4月号に書評を書かせてもらったので、機会があればご覧いただきたい。怪獣は濃いマニアの多い世界ですが、本書はごくフラットにホラー&幻想小説集として楽しめる1冊だと思います。





同時に届いたのが諸星大二郎の新刊『あもくん』
怪談専門誌『幽』の10年間の連載がついに本になりました。
あっ、まとめて読むといいなあ、これは。花輪和一『呪詛』と一緒にぱちり。



久久に出てきたついでに近況を述べておく。

最近読了した本は、ジョン・ダニングの『秘儀殺人』(中央アート出版社)。
ジョン・ダニングといっても「ブックオフに100円で置かれている作家第1位(海外編)」のあのダニングではなく、殺人研究家の方である。
お間違えのないように。





宗教的妄想が引き起こした黒ミサ、魔術がらみの猟奇事件を、まるで見てきたように紹介した犯罪ノンフィクション。わたしはこのところ、湯船に浸かりながらこれを一編ずつちびちびと読み進めるのが楽しみだったのである。とうとう読み終わっちゃったので、今はエド・サンダース『ファミリー シャロン・テート殺人事件』を読んでます。


しばらく仕事に追われていて、明け方までファミレスのテーブルに齧りつく、という不健康生活が続いていたのだが、最近やっと一段落。家族で梅見に出かけてきた。
行く先は古い映画看板で町おこしをはかっている青梅市。
旧青梅街道沿いの商店街に、レトロな映画看板がこれでもか、と掲げられているさまはちょっと奇妙で、井上雅彦氏のホラー短編の世界に迷いこんだよう。


おもしろい試みだなあ、と思ってふと山裾の神社に立ち寄ったら、地元で募集したらしいこんな川柳が並んでいました。






「寄り合いに暇な店主が揃いぶみ」
「ハゲタカもカンコ鳥さえ寄らぬ店」
「商店街ゴーストタウンのロケに貸す」
「ダメ店主時代が悪いと悪びれず」


……うーむ、自虐的ではないか。
どの作品も後ろ向きのユーモアがきらりと光る。なんだか青梅の人たちとは仲良くなれそうな気がします。


それと。
この週末はお彼岸なので、おはぎを大量に作ってもらいました。
わあお。24個!
そいつを1日6~8個のペースでつぎつぎ口に放り込み、2日半でぜんぶなくなった。
秋のお彼岸には30個作ってもらおう。





 昨晩から赤ン坊が熱を出して寝こんでいるので、枕元で三上寛、友川かずきを延々弾き語りして聴かせている。「あなたもスターになれる」「青森県北津軽郡東京村」「生きているっていってみろ」「トドを殺すな」……。するとどうだ。みるみる熱が下がっていくではないか。
わたしはこれをマイナーフォーク療法と呼びたい。
特許申請中。わだばテスラになる!


では、また次回。
合掌。


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