2013年6月18日火曜日

旧聞に属する仕事の報告


やや旧聞に属しますが、というのは大人がよく使う言いまわしで、わたしも大人だから堂堂と使ってしまうのです。やや旧聞に属しますが、お仕事した媒体がいくつか発売になっているのでご報告まで。



近いところから。
『ダ・ヴィンチ』7月号にて神永学さんに新刊『殺生伝 疾風の少年』(幻冬舎)についてインタビュー取材しました。
『殺生伝』はその名のとおり殺生石伝説 を下敷きにした、著者初の時代小説。
魔人・山本勘助、武田信玄配下の忍者軍団・百足衆、そして放浪の忍・無名が、おそるべき力を秘めた伝説の石をめぐって死闘をくり広げる……というアクション時代伝奇です。『八雲』ファンも必読!



それから。
翻訳家にして作家の南條竹則さんには新刊『怪奇三昧 英国恐怖小説の世界』(小学館クリエイティブ) についてお話をうかがいました。この本は、かつて集英社新書で出ていた『恐怖の黄金時代』の増補改訂版。ブラックウッド、マッケン、ダンセイニ卿など、英国恐怖小説家たちの知られざる人生を活写した名エッセイであります。
これまで英米怪奇小説をあまり読んだことがない、という人こそオススメ。入口に最適でしょう。
この本については、後日また触れる予定。




それと。
『山の霊異記 ヒュッテは夜嗤う』を刊行したばかりの安曇潤平さんと、初の単著『Kowaii 怪談実話コレクション』を発表した宍戸レイさんの対談を取材。
安曇さんの山岳怪談を、宍戸さんの夜の街の怪談が迎え撃つ!非常に面白い対談になりましたので、怪談実話好きは要チェック。






 以下、さらに旧聞に属するので駆け足で失礼。

『ダ・ヴィンチ』6月号では『ホーンテッド・キャンパス』(角川ホラー文庫)シリーズが好調の櫛木理宇さんにインタビュー。ホラーとラブコメの関係についてなど、面白いお話をうかがいました。

また、竹書房より創刊されたホラー小説の新レーベルの「タソガレ文庫」についての紹介記事を1ページ。最近は、ティー・オーエンターテインメントから「TO文庫」が創刊されたりと、創作ホラーの方がまた盛りあがってきていて、嬉しい限りですね(飯野文彦『ハンマーヘッド』と倉阪鬼一郎『BAD』が復刊されたのにはかなりビックリしました。黄金時代よもう一度!!)。



 『本の旅人』5月号では京極夏彦さんの『遠野物語remix』についてのインタビューを。こちらはウェブに載っているものと同内容です。





という感じでしょうか。
6月もあれこれホラー&怪奇幻想にまつわるお仕事をしたので、発売になったらお知らせいたします。しかし、好きなホラーや怪談の仕事をして暮らせているんだから、つくづく幸せなことであるなあ。




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