昨日は金曜日であった。原稿書き集中してやらねばーエンディングストーリーであるが、浮世の義理で都心仕事。某月刊誌の作業をやりに飯田橋へ。4時間ばかりやって帰宅。梅が満開であり、空がよく晴れていて、いかにも春近しという感じ。この時期の気持ちがソワソワする感じ(良くも悪くも)、おそらく卒業入学進級のあのドキドキによって植え付けられた感情なのだろう。そういえば昔は春が嫌いであった。新しい人間関係を作り上げるのが気鬱だったのである。お花見の季節を素直に喜べるようになったのは、自由業に就いてからだなあ。
編集部で作業していたら編集者のSさんが「ツイッターのイラスト見ましたよ、ドキドキしました」と感想を伝えてくれた。ドキドキした、それってもしかして……と思ったけどおそらくは「ただの暗い中年と思っていたけど、本気でやばい感じの人だったんですね、ドキドキしました」の意なのだろうな。家庭訪問にいったら、玄関先にわけのわからない標語がびっしり貼ってある家だった的なあれだ。「いつでも表紙を描きますよ」と返事をしておく。
んで。帰宅して原稿書き。ミスドの新製品を買って帰ったが、こりゃあ旨いですね。ミスドが本気を出したというか、生地から新たに作っていて、これまでにない食感。そういえばミスドに行って、古本屋と新刊書店に足を運んで、という暮らしをもうずーっと続けているのだなあ。
家に帰ったら身体がほこりっぽい。早めにシャワーを浴びていたら家族が帰宅。ピアノの稽古の日であったか。お夕飯、豚肉と豆苗の中華風の炒め、その他いろいろ。夜は大きなポットにコーヒーを大量につくり、部屋にこもって原稿。金土日と真面目にやらねばいよいよまずそうだ。小倉優子もこの世で大事なものはやっぱりタイミング、と歌っている。本気を出すタイミングが来たようである。
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