怪老人日乗：2月7日（火）

おおう、もう火曜日じゃないの。金曜から火曜までの早いことよ。いっそ土日は作業しなくてもいいんじゃないの、というくらい。さて月曜は某インタビュー記事にかかりっきり。完成したのが夜中。一日で2ツ仕上げるつもりでいたが、そううまくい話はないのだった。

しかし締め切りに追われるというのは人間が味わう極限状態のひとつで、精神にはかなりの負荷がかかるのではないかと思う。『まんが道』に編集者に責められる夢がくり返し出てくるが、あれはフィクションではないだろう。学生時代の試験の夢が何十年経っても見られ続けるように、トイレの夢や歯が抜ける夢が多くの人を苦しめるように、締め切りの恐怖も人間心理にレコードの溝のようなものをギリギリと刻み込むのではないか。どうもそんな気がする。

だったらちゃっちゃと仕事しろよという話で、それはその通りなのだけれども、かの片付けのプロ・こんまりさんも子どもが3人できて片付けを諦めたように、どうあっても時間的に無理なことはあるのです。まあ非才無学なりに粛々やるしかあるまい。みんな氷河期が悪い、ということにしておいていただこう。ペギラは悪くない。

昨日は30分だけ休憩して録画の笑点を見た。ついに新メンバー決定であったが、まさか霊界のマーク・ボランが大喜利に加わるとは思わなかった。生きているといろいろなことがある。