怪老人日乗：11月9日（水）

待ってくれ、あっという間に夜が来る。というわけで窓の外はドラキュラ叢書。ガンジーが空中浮揚している。目次作成終わり。続いて某書某日のインタビューに着手。こちらは順調に書き進んでいるが、某web媒体もやらないとまずいし、もちろん某書刊行会もほとんどできあがっているので仕上げる時間が取れずに心苦しい。寝なけりゃなんとかなるとはいえ、さすがに2日も3日もそれを続けることはできず、そうこう思っていたらガンジーと目が合う。

私は万事マイナー好みであり、あまり人の歩かない道、歩かない道と選んでしまいがちなのだが、このところ気になっているのは朝倉三心という心霊研究家で、『私は性霊に犯された！』で一部の物好きには知られた人だが、ほかにも『心霊ショック』などの心霊写真集を何冊か出しているうえ、超能力関連、空手の本、がんの闘病記なども出しているようだ。

昭和のオカルトブームと現在の怪談ブーム、そのちょうどはざまで活動していたこともあって顧みられることのない存在だし、まあ正直どうなんだという本も多いのだと思うが、人がオカルト作家になる時は金銭欲か、それ以外の動機があるはずなので、なんだか気にかかるのである。『私は性霊に犯された！』については以前このブログに書いているから、検索でもして読んでみてください。

文鳥を肩にのせつつ仕事。作家の倉野憲比古氏より朗報あり。